第3章 Rippleの原点――RipplePayからXRP Ledgerへ(2004~2012年)

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銀行預金が銀行のIOU(借用証書)であるなら、知人同士の「あとで払います」という約束も、何らかの形で支払いに利用できるのでしょうか。カナダの開発者ライアン・フッガーが2004年に構想を文書化し、2006年にサービスとして稼働したRipplePayは、この問いから生まれました。その後、ビットコインが公開台帳の可能性を示し、別の3人の開発者によってXRP Ledgerが作られます。両者の名前には連続性が見られますが、信用をつなぐ最初の構想と、台帳上の資産を移転する仕組みには違いがあります。この章では、当時の時代背景と開発者たちの選択を順に追っていきます。

この章の節

  1. 2000年代のインターネットと金融サービス
    インターネットが普及した当時、金融サービスにどのような課題と可能性があったかを振り返ります。
  2. ライアン・フッガーのRipplePay
    ライアン・フッガーが作った信用ネットワークと、その送金の仕組みを紹介します。
  3. ビットコインの登場と、新しい決済方式
    ビットコインの登場が、仲介者に頼らない決済の発想に与えた影響を見ます。
  4. XRP Ledgerの開発とXRPの誕生
    XRP Ledgerの開発に携わった人々と、XRPが生まれた経緯をたどります。