フォーブズ「xRapidの稼働でXRPは暴騰する」
経済紙のフォーブズがショッキングな記事を出しました。
マーケット・アナリストのナイーム・アスラム氏は、偽のマーケティングとPRで資金を調達している詐欺だと誤解されてきた Ripple が、今や仮想通貨市場を力強く牽引し始めたと述べています。また、記事の最後で同氏はXRPについて次のように述べました。
「来月、リップル社が xRapid を稼働させ、それが成功すれば、空だけが XRP の上限になる。」
xRapidの基本的な送金の仕組み
リップル社は xRapid の基本的な送金の仕組みを次のように説明しています。
- 金融機関が法定通貨をXRPに変換される
- XRPが送付される
- XRPが受取側現地の法定通貨に変換される
これは単純に言えば、送り手側の取引所で XRP が購入されて送られるということです。ここで2種類の通貨(例えば円とドル)の両替がどのように行われるかと言うと、xRapid は XRP を中間資産として『XRPブリッジング』と呼ばれる2つのオーダーブックの合成を行います。具体的には XRP/JPY と XRP/USD の板を合成して、内部的に USD/JPY の板を作って両替を行っていると思われます。
これを ILP の仕組みに照らし合わせると、ILPレジャーに実装されたエスクローという機能を利用して次のような送金のための処理が行われていると考えられます。
つまり、双方向からの送金を XRP という中間資産を介してマッチングしているというのが私の予想です。簡単に言うと、双方向からの送金がXRPを購入する仕組みで両替が成り立っています。xRapidの本格的な稼働により、発行上限のある XRP に対して大量のマッチング依頼が常時流れ込めば、XRP価格が上昇するというわけです。更に送金経路が増えることで XRP は複数の取引所に送られて分散し、送金額の増加とは反対に1取引所あたりの XRP の数量は減少していきます。
もちろん私はこのようなことが実際に起こるとは断言できませんし、これは個人的な予想の1つでしかありません。
年末までにXRP価格が動く要因
直近で XRP の価格上昇となる材料として考えられるものを一覧にしてみます。
- SWELLの開催(10月1日)
- Money 20/20の開催(10月21日~10月24日)
- Sibosの開催(10月22日~10月25日)
- リップル社のメディア露出(テレビ・新聞など)
- MoneyTapの稼働
- xRapidの稼働
- コインチェックの営業再開
- ビットポイントのCM開始(本田圭佑)
- SBIバーチャルカレンシーズの新システム稼働(板取引の開始)
- 仮想通貨交換業者の登録再開による新規取引所の営業開始
- 冬のボーナス
- XRP基軸の取引所の増加
1から4までは年末までの一連の流れになると予想しています。予想の根拠は昨年の SWELL から年末にかけての動きです。昨年はイベントで大きな発表がされた後、CNBCやブルームバーグなどにリップル社の重役たちが繰り返し出演しました。
5、6は既に SBI Ripple Asia やリップル社の重役から予告されているものです。MoneyTapはティザーサイトで今秋から稼働することを公式に予告しています。昨年11月にBSの日経モーニングプラスで MoneyTap のデモンストレーションが行われたのを覚えている人も多いのではないでしょうか。
そしてリップル社重役のセイガー・サーバイ氏は、CNBCのインタビューに対して約1ヶ月後に2つの銀行が xRapid を稼働させることを明かしました。
7から11は国内取引所の動きに関する予想です。10月から年末のどこかにかけて、コインチェックを始めとする XRP を取り扱う大手取引所に動きがあると予想されています。その中でも注目されているのが、CMに本田圭佑選手を起用したビットポイントです。ビットポイントは東証2部上場のリミックスポイントの100%子会社です。そして、マネックスグループが主要株主となったコインチェックが再開すればテレビCMも復活するでしょう。CMが再開すればスポンサーに対する配慮のため、テレビで仮想通貨に対する否定的な発言が減ることが予想されます。各取引所は冬のボーナスのタイミングは逃さないよう、それまでに準備を進めて来るのではないでしょうか。
12は最近になって加速している取引所の XRP 基軸採用の動きです。既にインド、シンガポール、アメリカ、ナイジェリア、カナダの取引所が XRP 基軸の採用を発表しており、他の取引所がこれに続く動きがあると予想されます。とくに注目が集まっているのは、大手取引所の Binance(バイナンス)の動きです。
もちろん、これらの動きが実際にあったとしても XRP の価格が一切動かない可能性もゼロではありません。投資は自己責任で無理のない範囲で行いましょう。
千葉邦雄
確かに仮想通貨が決済や送金に使われることが、信頼の基準になりつつあるようです。そうなるとXRPが何よりちゅうもくされるようになりますね。ステラもその流れに沿って注目され始めてますね。