マネックス証券がXRPのレバレッジ取引を提供開始

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マネックス証券がXRPのレバレッジ取引を開始

ネット証券大手のマネックス証券が本日7月8日20時から暗号資産の差金決済取引(CFD)の提供を開始すると発表しました。同社の発表によれば、今回取り扱いが開始されるのはBTC、XRP、ETH、BCHの4銘柄です。

CFDとは:
CFDとは差金決済取引(Contract for Difference)のことで、有価証券の受渡しを行わずに売買価格差等に相当する金銭の授受のみにより差金決済する取引です。証拠金を預けてレバレッジ取引を行うFXもCFDの一種ですが、一般には外国為替を取り扱うものをFXと呼び、それ以外の株式や株価指数や債券等のものがCFDと呼ばれます。

 

暗号資産市場への影響

2014年2月のマウントゴックス事件に続き2018年1月に起きたコインチェックでの大規模な暗号資産(NEM)の盗難事件以降、一般投資家からの暗号資産取引への印象はネガティブなものになっていました。しかし、今年5月1日の金融商品取引法の改正法施行により暗号資産の法的な取り扱いが明確化されたことで、これまで投資家に対して株取引や外国為替取引(FX)などのサービスを提供してきた金融商品取引業者(証券会社、FX会社など)が暗号資産デリバティブのサービスを正式に提供できるようになりました。業界ではこれまで国内の金融商品取引業者が合法的に暗号資産のレバレッジ取引サービスの提供を開始することが予想されていましたが、今回のマネックス証券の動きはそれに先駆けたものです。

国内ネット証券最大手のSBI証券を傘下に収めるSBIホールディングスも先日の決算説明会において、同グループでFXサービスを提供するSBI FXトレードが2020年6月以降に同じく暗号資産の差金決済取引(CFD)を開始することを発表しています。

さらに日本経済新聞の報道によれば、今後は楽天傘下の楽天ウォレットも暗号資産の証拠金取引サービスを提供することが予想されます。

しかし、こうした業界でささやかれている噂がある一方で、今回のマネックス証券の突然の業界参入にネット上では驚きの声が広がっています。なぜなら、マネックス証券が暗号資産デリバティブ取引サービスを提供するという具体的な情報はこれまで一切流れていなかったからです。これには1つの理由があり、以前は金融庁が公開する『暗号資産交換業者登録一覧』が新規に暗号資産取引サービスの提供を開始する業者の目安とされてきましたが、証券会社であるマネックス証券はこの一覧には掲載されていないからです。これは、金商法の改正により証券会社が法的に暗号資産デリバティブ取引サービスの提供が可能になったことが原因と思われます。つまり、今回のような証券会社による突然の発表が今後は他でも見られる可能性があることを示唆しています。

マネックス証券が暗号資産デリバティブ取引サービスを開始したことで、今後は同証券会社の取引画面には株式だけではなく暗号資産の銘柄がでかでかと表示されることになります。このようにして、これまで株取引やFXを行ってきた一般投資家も今後は少しずつ暗号資産取引に興味を持つことが予想されます。特にビットコインのように大衆に認知されている銘柄以上に、ETHやXRPといった一般にはあまり知られていない銘柄の知名度向上に繋がるのではないでしょうか。

 

テレビCM開始の相乗効果

既に気付いている人が多いと思いますが、コインチェック事件以降止まっていた暗号資産取引所のテレビCMの放映が再開され始めています。

現在、CMの放映を再開しているのはビットフライヤーですが、今後は同社に続いて他の日本の取引所もテレビCMを再開または新たに開始する流れになると思います。当然ながら2017年にテレビCMを放映していたビットフライヤーとコインチェックだけでなく、今年は他の取引所も次々とCMを流すことになるでしょう。特に注目されているのは電通やJR東日本も出資するディーカレットやSBIグループ傘下のSBI VCトレードなどのCM開始です。コインチェックの盗難事件以降、これまでテレビ業界は暗号資産に対してネガティブな印象を持たせるような情報を流してきましたが、番組スポンサーに暗号資産取引所が付けばスポンサーとの契約上そうしたことは基本的にできなくなると思われます。むしろ、一般の消費者が暗号資産に対して好感を持つような番組作りを心掛けるのではないでしょうか。

※また暗号資産業界が明るくなる兆しが見えて良かったですね。

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