【和訳】日本からタイへの送金事例

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和訳:
現在、日本には家族のために母国に送金をしているタイ人労働者が約45,000人います。

その労働者と家族の両方にとって、伝統的な銀行送金は、日々の生活に大きな影響を与えかねない高レベルの摩擦を引き起こします。

タイ人の労働者にとって、手数料は高額です。

仕向銀行と仲介銀行の間の送金のために、彼らは約6,000円を支払っており、それは約50ドルに相当します。

母国に小額の送金をしているこれら多くの労働者にとって、1回の送金手数料を支払うために十分なお金を稼ぐには、彼らは約12時間働く必要があります。

そこには多くの不確実性があります。

被仕向銀行は数千円の手数料を請求するかもしれません。

労働者は被仕向銀行の手数料の不足を支払うために、仕向銀行にもう一度出向かなければならないかもしれません。

そして、仕向銀行には実際に支払いがいつ届くのか分からず、これには最大で1週間かかることもあります。

母国タイに住む家族にとって、この摩擦はそのまま彼らの生活の質に大きな影響を与えます。

彼らは、賃貸物件、食料品、日用品のような生活必需品をこれらの支払いに頼っています。

そのため、支払いの遅延や失敗が発生した場合、家族は経済的に不安定な立場に置かれます。

ここでの本当の原因は銀行ではありません。

真の原因は老朽化した決済インフラストラクチャーにあります。

彼らは高額の支払いの原因となる40年前に構築されたシステムに依存しています。

これは質の悪いカスタマーエクスペリエンスと、これらの低額で緊急な支払いに対するサービスのギャップに繋がります。

なぜなら、そのインフラストラクチャーは、これらの顧客を念頭に置いて構築されなかったからです。

これは、顧客が彼らの決済事業を、銀行からより良いカスタマーエクスペリエンスを提供できるフィンテック企業に移行させる結果となります。

我々の顧客である日本のSBIレミットとタイのサイアム商業銀行は、これらの障害を克服するために、我々のクロスボーダー決済技術の xCurrent を利用することで提携しました。

現在、タイ人労働者はサイアム商業銀行の既存の口座を接続するために、オンラインでSBIレミットの口座を簡単に開設し、タイへの送金のためのSBIの標準的な少額手数料を確認することができます。

さらに、銀行にも支払いフローの中で彼らの手数料を開示するオプションがあります。

タイ人労働者が郵送でカードを受け取ると、彼らは地元のATMで入金をすることが出来ます。

カードがATMに挿入されると、xCurrent はバックエンドで2つの銀行間の双方向通信を可能にし、サイアム商業銀行の口座の事前検証を行います。そして、全ての取引中、顧客の支払い情報を暗号化して必要な全てのスクリーニングを実行します。

そして、労働者は日本円を入金し、金額を確認します。

Rippleの分散金融技術である xCurrent は、サイアム商業銀行とSBIレミット銀行の台帳間でリアルタイム決済を可能にします。

また、受取人の口座に資金が転送されると、送金者は通知を受け取ります。

では、これはタイ人労働者とその家族にとって何を意味するでしょうか?

リアルタイム決済、双方向メッセージング、そして仲介者を省くことで、SBIレミットのコストは削減され、彼らに平均的な銀行送金よりも低い手数料を提供することが出来るようになりました。

1週間ではなく、数日間でもなく、数時間でもなく、数分以内に送金者に送付される電子メールの確認を通じて完全な確実性を提供します。

お金はタイの家族のサイアム商業銀行の口座に直接届けられます。

サイアム商業銀行とSBIレミットは、日本からタイへの送金技術を改革しただけではありません。

彼らはまた、彼らの企業顧客に対して新たな機会を創造しました。

彼らは今、差別化された提案を通じて既存の顧客基盤とより深い関係を築くことが可能です。

そして、彼らはリアルタイムのクロスボーダー決済を通じて新たな顧客を獲得することも可能です。

詳細については、ripple.com までお問い合わせください。

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