Rippleを利用した国内送金サービスが開始

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SBI Ripple Asiaと住信SBIネット銀行などが MoneyTap の一般サービスを開始

住信SBIネット銀行、りそな銀行、スルガ銀行が SBI Ripple Asia が提供するスマホ送金アプリ『MoneyTap』による24時間365日の新送金サービスを開始しました。アンドロイド(Android)向けアプリの提供が既に開始されており、MoneyTapのティザーサイトに掲載されているリンクを通じて Playストアからダウンロードすることが出来ます。iPhone向けのアプリも順次提供が開始される予定です。

追記:
MoneyTap の iPhone版(iOS版)が公開されました。

 

キャッシュレス社会の到来

今回 SBI Ripple Asia が MoneyTap の一般提供を開始したことで、内外為替一元化コンソーシアムが掲げる『キャッシュレス社会』の実現が現実味を増してきました。内外為替一元化コンソーシアムには三菱UFJ銀行などのメガバンク3行を含む邦銀数十行が参加しており、参加行の総資産は日本の全銀行の8割を占めることになります。

そして、内外為替一元化コンソーシアムが提供する共通アプリの『MoneyTap』には、リップル社によって開発が行われている xCurrent が統合されています。内外為替一元化コンソーシアムの狙いは、その名の通り内国為替と外国為替の一元化にあると見られるため、今後は MoneyTap が RippleNet を利用した国際送金サービスに対応して行く可能性が考えられます。

SBI Ripple Asia の沖田社長は GMOペイメントゲートウェイと並ぶインターネット決済代行サービスの老舗『ベリトランス』の共同創業者/元CEOであり、SBIグループは同じく決済代行サービスを提供する Zeus(ゼウス)を傘下に率いているため、今後は国内の決済サービスが MoneyTap に対応して行くことも考えられます。沖田社長はツイッターで MoneyTap が店舗決済で利用されることを想定した発言もしています。

 

何より嬉しい MoneyTap の利便性!!

もちろん、ユーザーにとっての MoneyTap の最大の特徴は xCurrent を統合していることではなく、そのサービスの利便性にあります。住信SBIネット銀行からのプレスリリースによると、MoneyTapには以下の特徴があります。

  • 24時間365日の即時送金に対応!
  • QRコード、携帯電話番号による決済が可能!
  • 送金手数料が無料!(1回3万円・1日10万円まで)
  • アプリ(MoneyTap)の無償提供

まず、MoneyTapに共通する特徴として24時間365日の即時送金への対応があります。これは土日祝日に取引所への入金が出来なくて悔しい思いをした仮想通貨投資家の皆さんには嬉しい特徴ではないでしょうか。そして口座番号以外に、QRコード、携帯電話番号を利用して決済が行えるのも MoneyTap ならではの特徴と言えます。さらに、住信SBIネット、スルガ銀行、りそな銀行の3行間での送金は、1回3万円・1日10万円まで自行・他行宛を問わず、送金手数料が無料です。もちろん、MoneyTapのアプリは無償でダウンロード・登録して使うことができます。

MoneyTapの画面 出典:SBIグループ

 

これがクロスボーダー決済に対応したら・・・

このように MoneyTap は xCurrent を活用して国内送金の利便性を飛躍的に高めることに成功しました。しかし、RippleNet というのは本来は国際送金のために生み出されたネットワークです。つまり、これと同じことが近い将来、国際送金でも行えるようになるということです。RippleNet自体は既に各国の銀行の送金システムに統合されており、先日の SWELLカンファレンスでも発表が行われたように XRP を利用する xRapid も既に商用利用が開始されています。また、SBIグループは RippleNet を利用した日本とタイの間での実送金と、日本と韓国の間での送金実験にも成功しており、かなり早い段階でスマホによるリアルタイムの国際送金サービスが提供されることが予想されます。

それが実現されたら凄い世界になると思いませんか?

 

XRPの本当の価値

世界の仮想通貨取引所はこれまでビットコインを中心としたビジネスを展開してきましたが、SBI Ripple Asia の『MoneyTap』やサンタンデール銀行の『One Pay FX』などが RippleNet を統合したサービスを実用化したことで XRP の価値に気付き始めています。アメリカの大手取引所 Bittrex やメキシコの Bitso、フィリピンの Coins.ph は、今年8月に相次いで xRapid の利用でリップル社との提携を発表しました。

そして、Bittrex の重役が今月開催された SWELL に、xRapid の商業利用を開始した Cuallix の重役とともに登壇しています。

また、TechCrunch の創業者で現在 XRP を推進するヘッジファンドを経営するマイケル・アリントン氏のツイッターに、世界最大の仮想通貨取引所 Binance の CEO がリップル社の上級副社長と一緒に写った写真が掲載されました。

これらの事実に、まだほとんどの人が気付いていないでしょう。しかし、現実にはインドの KOINEX、シンガポールの Bitrue、アメリカの DCEX、ナイジェリアの QUIDAX、カナダの CoinField などが今年に入ってから次々と XRP を取引所の基軸通貨として採用し始めています。念のために書いておきますが、これは予想ではなく現実に起こっていることです。RippleNet と XRP の商業利用は既に始まりました。私たちはこれらの動きが(急速に)拡大していくのを待つだけです。

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