(アイキャッチ画像はRippleのXRPについての新しいホームページから持ってきました。とてもスタイリッシュなホームページです。)
皆様、こんにちは。新米投稿者の名もない猫です。Rippleが5月16日にRippleが現在保有するXRPの90%にあたる550億XRPを一定期間の間にロックアップすることを発表しました。詳しくはロックアップのお知らせをお読み下さい。ここ最近のRippleは日本語での情報発信に力を入れており、ロックアップに関するアナウンスも日本語訳がされています。そのため、正直私が説明することなんてないのです(もう投稿者クビかな!?)。ですが、最近RippleとXRPを知ったという前提知識がないビギナーの向けに、少し補足を入れつつ紹介したいと思います。
XRPロックアップの概要
RippleからアナウンスされたXRPロックアップの概要について、最初にまとめておきたいと思います。
- 2017年末(12月末?)までにRippleが保有している630億XRPのうち、90%にあたる550億XRPをロックアップする。
- 2018年以降、毎月1日に10億XRP分がロックアップの期限を迎える。つまり、Rippleが自由にXRPを操作することができる。
- その月の中で余ったXRPは月末に再びロックアップされ、55カ月後まで帰ってこない。
ええい!ややこしい!!簡単に説明しろ!!!という人向けに一言で説明すると、
「2018年以降、Rippleが自由に売却・分配できるXRPは常に10億XRP以下しかありませんので、一度に大量に売却される可能性が無くなりました。」
あとは、良くありそうな疑問に対する回答を載せておきます!
Rippleは勝手にXRPのロックアップを解くことができるのか?
無理です。このロックアップには、Escrowという暗号理論的に保障された機能を用います。そのため、ひとたびロックアップすると、Rippleといえども設定された期限が来るまでは一切XRPを動かすことが出来ません。
毎月10億XRPが戻ってくるので、XRPの総発行量は増えるのか?
増えません。今も昔もXRPの総発行量は1000億XRPとなります。総発行量は変わらないが、ロックアップにより一度にRippleがXRPを売り浴びせるという懸念が後退したため、ポジティブなニュースを考える人が多いです。
毎月10億XRPも市場で売られるとなると、かなりの売り圧力になるのでは?
Rippleはロックアップが解除されたXRPは、これまで通りXRPに流動性を供給するマーケットメーカーやXRPへの投資に興味がある機関投資家へ分配すると言っています。つまりは直接市場に対して売却されるわけじゃありません。分配されたXRPをマーケットメーカーや機関投資家がそのまま市場へ売却すれば売り圧力になります。ですが、たぶん市場価格より高い値段で分配されると思うので、そのまま市場に流れてくることはないと考えていますが、そこばかりは私には分かりません。
毎月、ロックアップが解除された10億XRPが全て分配されるのか?
答えはおそらくノーです。RippleはXRPを必要とする会社にXRPを分配する予定であり、余ったXRPは再度ロックアップする予定のようです。毎月ロックアップが解除される10億XRPのうち、5億XRPを分配した場合(50%分配)の分配量の推移がRippleのアナウンスに載っています。ちなみに、下図は適当に100%分配、75%分配、50%分配、25%分配で推移を計算してみました。でも、あまり大した意味はないです 笑。
最後に
結局、ロックアップでXRPの値段が上がるの?と思われる方がいらっしゃると思いますが、それは神しか分かりません。ですが、少なくともRippleが保有XRPを一度に全て売却するリスクはかなり低減されたと思います。
以上、名もない猫でした。
時代遅れのポンコツポルシェ
リップルはブロックチェーン技術でなくてプロトコールによる通貨の送金システムに使用されると確か聞きましたが、一時、爆上げした様な通貨機能の投機は起きないと言うことでしようか?