サウジアラビア金融局(中銀)がRippleと提携
サウジアラビアの報道機関 Al Arabia によると、サウジアラビア王国の中央銀行 サウジアラビア金融局(Saudi Arabian Monetary Authority/SAMA)が国際送金にRippleを採用することでリップル社と提携しました。
- Ripple and Saudi Arabian Monetary Authority (SAMA) Offer Pilot Program for Saudi Banks – Ripple Inc.
- Saudi central bank provides sandbox for banks to try out Ripple tech – Finextra
- The Saudi Arabian Monetary Agency (SAMA) signs cooperation agreement with Ripple – Unlock Blockchain
そして、リップル社CEOのブラッド・ガーリングハウスは、ブルームバーグの取材に対してサウジアラビア金融局が同社の顧客であると述べました。
各国中央銀行の動向
リップル社はこれまでにもイギリスの中央銀行であるイングランド銀行との協業を明かしてきました。
その他にもアメリカのFRBが主導する Faster Payments Task Force での取り組みやシンガポール金融管理局(シンガポールの中央銀行)との実証実験を行っていることが噂されてきました。
@mocozworld リップルです。
— 北尾吉孝 (@yoshitaka_kitao) 2016年11月18日
また、最近ではIMF(国際通貨基金)により、リップル社が中央銀行サミットを主催したことも伝えられています。
It was an honor and pleasure to be at the IMF today, discussing the promise of fintech and DLT in enabling financial inclusion. pic.twitter.com/Y0RI9n2dvn
— Ryan Zagone (@RyanZagone) April 20, 2017
提携を発表した理由
これまでの動きを見る限り、リップル社は英国、サウジアラビア、シンガポールなどを含む各国中央銀行との提携を勧めているようです。これまで直接的にリップル社が中央銀行との提携に触れることはありませんでしたが、最近になって公に中央銀行と協業していることを口にするようになりました。
頭の悪い私にはリップル社が実現しようとしている壮大な計画を想像することすら出来ませんが、当事者から情報が流れ始めたということは、その壮大な計画の全貌が明らかになるときが近いのかもしれません。