世界第2位の送金事業者がxRapid/XRPを採用
世界第2位の送金事業者である MoneyGram が xRapid と XRP を利用して送金を行うことがリップル社と MoneyGram から公式に発表されました。
- MoneyGramは国際送金の迅速化のためにXRPを活用(Ripple, Inc.)
- Ripple and MoneyGram Partner to Modernize Payments(MoneyGram)
これまでリップル社からは、国際的な送金事業者の上位5社のうち3社が xRapid/XRP を利用した送金を計画していることが明かされていましたが、ついにそのうちの一社が国際送金に XRP を利用することを公式に発表しました。
3 of the top 5 global money transfer companies plan to use XRP in payment flows in 2018. Even more in the pipeline. https://t.co/5JOlxe20Ur
— Ripple (@Ripple) 2018年1月5日
国際的な送金事業者5社のうち3社が2018年中にXRPを利用した送金を開始する予定です。そして更に拡大中です。
主要メディアによる報道
昨年末からのXRP価格の高騰により、主要メディアが Ripple に注目していたところに更なる大きなニュースが飛び込んできたことで、各社がこぞって今回のニュースを大きく取り上げ始めました。
XRPの価格が上がる仕組み
おそらく多くの人が「だから何なの?」という疑問を持ったことでしょう。報道機関が Ripple の XRP に注目している理由は『XRPの価格が上がる仕組み』そのものにあります。
これはリップル社が昨年東京で開催されたXRPミートアップで紹介したスライドです。
この図では現在既に行われている米国からメキシコへの xRapid/XRP を利用した実送金の仕組みが説明されています。この送金の流れをリップル社の Emi Yoshikawaさんは次のように説明しています。
実際の通貨(米国ドル、メキシコペソ)を使った送金です。米ドルからXRPに変換、XRPが数秒で移動、その後XRPからメキシコペソに変換され、メキシコのどの銀行の口座にも瞬時に着金できるという一連のend-to-endの送金フローが成功しました。 https://t.co/TQzbcxhldS
— Emi Yoshikawa (@emy_wng) 2017年10月10日
つまり送金トランザクションによって XRP が買われる仕組みです。Emiさんが『変換』という言葉を使っているのは、実際には XRP が買われるというよりも XRP への『両替』が行われるからです。
簡単に言うと、100万円を送金しようとすると100万円分のXRPと法定通貨の両替が行われます。図1のスライドで言うと
金融機関(米国)=> 取引所A => XRP Ledger => 取引所B => 金融機関(メキシコ)
という流れで、取引所Aでは USD/XRP の両替が行われ、取引所Bでは XRP/MXN の両替が行われます。
このような流れで各国から送金される法定通貨が XRP に両替されるため、単位時間当たりの送金時価総額が大きくなることによって XRP の価格が上がるというのが xRapid/XRP の仕組みです。
ですから、実際に世界中で XRP Ledger を経由した送金が行われるようになれば、理論的には1 XRPあたり数千円の価格が付いてもおかしくはないわけです。
国際的な送金事業者の残り2社とは
今回は MoneyGram が Ripple の xRapid/XRP を利用した送金を行うことを発表しましたが、リップル社の言う3社のうち残り2社とはいったいどこでしょうか?
最も有力な候補だと言われているのは、既にリップル社のパートナーであることが発表されている Western Union です。Western Union は2014年にリップル社と提携した Earthport のパートナーでもあります。
ちまたで噂されているもう一社は TransferWise です。詳しい理由はわかりませんが、それらしい動きを察知している人がいるのかもしれません。
その他に国際送金事業者としてすぐに思いつくのは次の5社でしょう。
- Western Union
- Moneygram
- TransferWise
- World Remit
- PayPal
私がこれらの予想にもう一つ加えたいのが UAE Exchange です。一つの理由は、世界最大の送金事業者だからです。
もう一つの理由は、UAE Exchange がリップル社と交渉していることが分かっているからです。
総合的に考えて、リップル社の発表後に私が予想していた3社はWestern Union、MoneyGram、UAE Exchangeです。
国際的な送金事業者5社のうち3社に関しては、個人的にはWestern Union、UAE Exchange、MoneyGramではないかと思っています。
— GiantGox (@GiantGox) January 6, 2018
私の予想が当たるかは分かりませんが、少なくとも3社が2018年中に XRP を利用した送金を開始することは間違いなさそうです。
リップラ〜
質問です!素人です、すみません送金に辺り価格変動が起こっていますけど、簡単に言えば送金前の価格が100円、着金した時が110円の場合はどうなりますか?
どこ調べてもわからなく情報が交錯しており分かりません。
匿名
リップルの送金処理は数秒で終わります。
その間の為替変動リスクはほぼないと見なす事ができる、ということです。
もちろん、10円の差が生じれば、その分送金価格に反映されます。
リップラ〜
ありがとうございます!
リップル期待してますが、好材料発表があっても
上がらないし、ポジションも上がらないのはなぜなんですかね?