Rippleソリューション

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リップル社のエンタープライズ製品

RippleNet

RippleNetは、ILPベースのグローバルな即時グロス決済ネットワークです。共通の送金ルールによってネットワークへの参加金融機関はシームレスに送金先を拡大することができます。RippleNetは2017年8月14日現在、世界で唯一の国際送金用途の法人向けブロックチェーンソリューションです。1)Rippleのプロダクトラインナップが拡大“. Ripple Inc.. 2017年8月14日閲覧。 RippleNetは、リップル社が開発する xCurrent, xRapid, xVia という3つのエンタープライズ製品を組み合わせて国際送金を行う ILP を利用したグローバルな決済ネットワークです。

【動画】RippleNetの仕組み

和訳:
リップル社では、今日情報を動かすようにお金を移動することを可能にする我々の羅針盤である『価値のインターネット』について、我々は多くのことを話してきました。しかし、どのようにしてこのコンセプトをバンキングに置き換えるのでしょうか? それはあなたの顧客から始まります。顧客の支払い需要は変化しており、『価値のインターネット』はこうした需要を満たす上で大きな役割を果たします。消費者と企業はシームレスで、リアルタイムで、確実かつ費用対効果の高いグローバルな取引を要求しています。しかし、今日のグローバルな取引は、それらの期待を遥かに下回っています。これは現在の支払いインフラストラクチャーが、古い技術と異なる支払い方法の中央集権化されたネットワークの継ぎ接ぎだからです。

  1. それはバラバラです。記録、メッセージング、ルールの技術システムは、ネットワークごとに異なります。
  2. それは遅いです。非常に多くの仲介業者を介して決済をするために、平均で3~5日かかります。
  3. それはエラーを起こしやすいです。障害率が高く、仲介業者間のデータフローは貧弱です。
  4. そして、コストがかかります。処理コストが高く、各支払いに平均25~35ドルかかります。

これらの問題の下流への影響は、平均を下回る卓越した経験を提供します。それは、顧客をあなたの銀行からより良いカスタマー・エクスペリエンスを提供するフィンテック・プロバイダーに移動させる原動力となります。私たちは、価値のインターネットを実現する土台である『RippleNet』を使ってこれを解決します。RippleNet は、史上初の多様な支払いプレイヤーのエコシステムを統合するグローバルな分散型ネットワークです。完全に実現された RippleNet の未来像がどのようなものかを見てみましょう。

まずは2つの機能グループに分類されるプレイヤーのエコシステムから始めましょう。

  • 1番目は、ネットワークユーザーです。これらは支払いを行うだけの大企業、中小企業、小規模銀行、決済プロバイダーです。
  • 2番目は、ネットワークメンバーです。これらは支払いを処理し、流動性を調達することで、ネットワークの土台としての役割を果たす銀行と決済プロバイダーです。

ネットワークメンバーは、双方向メッセージングとともにリアルタイム決済を提供する当社の製品『xCurrent』を利用して支払いを処理します。xCurrent を使用することにより、銀行や決済プロバイダーは、失敗を排除するための全取引の事前検証と、各支払いへのリッチデータの添付を通じて、より効率的に支払いを処理することができます。また、障害を無くすために決済前に情報の事前開示を行うことで支払いの確実性を提供します。そして、アトミックな決済を通じて、決済リスクを回避するために全ての仲介業者を横断して PASS/FAIL処理を提供します。

また、ネットワークメンバーは、デジタル資産を利用したオンデマンドの流動性プールへのアクセスを提供する当社の製品『xRapid』を利用して流動性を調達することもできます。xRapidは、グローバルな支払いを行うためにオンデマンドに流動性を調達してノストロ口座の残高を減らすことを可能にすることで、流動性コストを削減する能力を提供します。

繰り返しになりますが、ネットワークユーザーは大企業、中小企業、小規模銀行、その他の決済プロバイダーです。彼らは、銀行パートナーを経由して支払いを行うために標準化された APIベースのインターフェースである当社の製品『xVia』を利用することができます。xVia の標準インターフェースを利用することで、ネットワークユーザーは RippleNet がもたらす全ての機能からの便益を受けることができます。彼らはグローバルにネットワークを横断してアクセスすることができます。彼らはリアルタイムにオンデマンドで支払いを送ることができます。彼らは全ての支払いに対してインボイスのようなリッチデータを添付することができます。また、彼らは支払いステータスと配送のタイミングを完全に把握することができます。

それでは製品群とそれらの製品が解決する問題を要約しましょう。

  • xCurrent は、グローバル決済のために今日の4%の失敗率を克服し、より効率的かつ確実に支払いを処理しようとしている銀行や決済プロバイダーのための製品です。
  • xRapid は、グローバルな流動性のために死蔵された5兆ドルを解放するために、デジタル資産を利用してオンデマンドに流動性を調達しようとしている決済プロバイダーと銀行のための製品です。
  • そして xVia は、数百の異なる決済ネットワークへの個別のインテグレーションを避け、グローバルな決済を行うための単一の標準インターフェースを探している大企業、中小企業、小規模銀行、その他の決済プロバイダーのための製品です。

RippleNet は今日の非効率な決済ネットワークの非効率性を解決しています。

  1. それは標準化されています。テクノロジー、API、ルール、ガバナンスはネットワーク全体で一貫しています。
  2. それは高速です。この技術はリアルタイム決済と双方向メッセージングを提供します。
  3. それは確実です。アトミックな PASS/FAIL処理は支払いの失敗を無くします。
  4. それは低コストです。高いSTPレートと柔軟な流動性プロビジョニングは処理コストを削減します。

RippleNet は、1つの摩擦の無い技術を利用したグローバルな送金のための『価値のインターネット』を実現するための第一歩です。詳細については、ripple.com までお問い合わせください。

 

xCurrent

xCurrentは、即時国際送金をするために銀行やその他の金融機関が活用しているInterledger Protocol (ILP)を基盤とした法人向けソフトウェアソリューションです。xCurrentは、RippleNet上での双方向の送金メッセージングやエンドツーエンドのトラッキングも実現します。様々な異なる送金ネットワークをまたがって即時送金を可能とするために、Interledger Protocol (ILP)がソリューションの根幹に使われています。シームレスによどみなく流れる水の流れに例えてxCurrentと命名されました。

図1.xCurrentのコンポーネント 出典:ripple.com

コンポーネント

  • メッセンジャー:支払い処理の統合のための一連のサービスとパートナーの金融機関の間のセキュアなメッセージング、エンドツーエンドのオーケストレーションを提供します。
  • ILP Ledger:参加者間の流動性ポジションの保管と管理を行います。このレジャー(台帳)は、クリプトグラフィック・イベントに基づいて、ホールドされた資金の移動と流動性プロバーダーのアカウントを調整します。各参加者によって運用されます。
  • FX Ticker(コネクター):送り手と受け手の ILP Ledger を接続し、両替(FX)のためのレートを提供し、自身の資金とエスクローの間の振替を実行します。流動性プロバイダーによって運用されます。
  • バリデーター:決済の最終的な否認不可能な結果を提供することで、コネクターと ILP Ledger の間の振替の実行を調整するサービスです。一般的には流動性プロバイダーによって運用されますが、サードパーティーによって運用されることも可能です。

 

xRapid

xRapid は、国際送金における流動性コストを低減し、オンデマンドな流動性を提供する送金業者向けの製品です。xRapid は途上国における送金の流動性コストを低減するために XRP を独自に活用します。xRapid の名前の由来は、「素速い」を意味する Rapid です。

図2.リップル社によるxRapidの説明 出典:XRPミートアップ東京

xRapid を利用すると、送金は次の3つのステップで行われます。

  1. 金融機関が法定通貨をXRPに変換される
  2. XRPが送付される
  3. XRPが受取側現地の法定通貨に変換される

xRapid は、グローバルな支払いを行うためにオンデマンドに流動性を調達してノストロ口座の残高を減らすことを可能にすることで、RippleNet のネットワークメンバーに流動性コストを削減する能力を提供します。送金をするために xRapid を利用する人たちは、裏でXRPが使われていることを知る必要はありません。しかし、両替を伴うすべての送金に XRP が中間で使われます。

【動画】RippleNetによる流動性プロビジョニング

和訳:
多くの銀行が何千億ドルもの資金を集合的に維持する数千を超えるアクティブなノストロ口座を保有しています。これは特異なことではありません。それは単純にビジネスと銀行取引業務を行うためのコストです。これは銀行にとっていくつかの問題を引き起こします。

  1. 第一:非効率です。大規模なノストロネットワークに必要な資金は膨大であり、アイドル状態(未使用状態)になっています。
  2. 第二:コストがかかります。避けることができないマニュアル(手作業)でのリコンサイルは、結果として高コストを招きます。
  3. 第三:リスクを伴います。カウンターパーティーリスクと為替リスクの両方にさらされるリスクは高いです。

このため、リアルタイム決済の解決は問題の半分でしかないことを私たちは知っています。残りの半分は、私たちの顧客のグローバルな流動性の障害を解決することです。私たちは RippleNet を利用してこれらの障害を解決します。RippleNet は同じ技術、ルール、ガバナンスを使う金融機関のグローバルネットワークです。RippleNet を利用して、私たちは顧客が流動性の障害を2つの方法で克服できるよう支援しています。

  • 1つ目は、サードパーティーの流動性とデジタル資産を利用した決済を含む新たな流動性アレンジメントにより流動性を補完するとともに、顧客の既存の流動性アレンジメント(コルレス契約?)をサポートするための柔軟なオプションを利用します。
  • 2つ目は、複数の流動性アレンジメントを単一の取引にリンクする機能である経路探索を利用します。これは様々な新しい利益を得るためのネットワークを横断したスマートなルーティングです。

銀行はコスト、リスク、資本効率を最適化するために多数の流動性アレンジメントの中から選択することができます。RippleNet によってサポートされる3つの流動性アレンジメントを概観してみましょう。

  • 1つ目は、ノストロ口座リレーションシップとしても知られる私たちの銀行間の法定通貨リレーションシップです。私たちは、顧客が既存のリレーションシップを活用できるように、このモデルをサポートしています。これにより、流動性を提供している銀行が戦略的なハイボリュームのコリドーを最適化することでFX収益を得ることを可能にします。この流動性アレンジメントでは、銀行Aおよび/または銀行Bが他の銀行にノストロ口座を保有し、支払先通貨で流動性を事前調達します。または、2つの銀行間に貸借契約があることもあります。
  • 2つ目は、銀行が必要に迫られるノストロ・リレーションシップではなく、彼らが欲するリレーションシップのみを維持することで、ノストロ・リレーションシップを合理化することを可能にする私たちのサードパーティー流動性アレンジメントです。これにより、銀行は流動性が高価なコリドーからのコスト問題を克服することができます。これは中規模なコリドーに最適なオプションです。この流動性アレンジメントでは、サードパーティーがそれぞれの国での支払いに使用するために、双方の金融機関に外貨口座を開設します。
  • 3つ目は、デジタル資産の XRP を介して支払いを決済する機能です。XRPのスピード、スケーラビリティ、コストは、XRPをクロスボーダー決済のための理想的なブリッジ資産にします。これにより、銀行はほとんどのエキゾチック(マイナー)な通貨よりも日次平均の高いXRPの取引ボリュームを利用して、直接的な流動性リレーションシップを維持することなく支払いボリュームと送金先を拡大することが可能になります。これは XRP をエキゾチックなコリドーへの支払いのための理想的なブリッジ資産にします。この流動性アレンジメントでは、各銀行は XRP を直接保有するか、または XRP を調達するために取引所を利用します。これは、支払いのために利用することができるオンデマンドの代替可能な流動性プールとして機能します。

RippleNet は、これらの方法で今日の流動性の障害を解決します。

  1. それは、より資本効率的です。流動性プロビジョニングのための多様なオプションにより、銀行はノストロネットワークを縮小することができます。
  2. それは、コストを削減します。アトミックなPASS/FAIL処理はリコンサイルを自動化し、運用コストを60%削減します。
  3. そして最後に、それはリスクを低減します。リアルタイム決済と直接的なリレーションシップの縮小は全体のリスクを低減します。

Ripple では、私たちは単に銀行間のより良い技術的コネクティビティのための問題だけを解決しているのではありません。私たちはそれに相関する反対側の問題も解決します。グローバルな流動性です。詳細については、ripple.com までお問い合わせください。

 

xVia

xViaは、RippleNetのネットワークを利用して銀行や送金事業者を通して国際送金をしたい事業会社、送金業者、銀行のためのスタンダードなAPIインターフェイスです(開発中)。従来複雑で一貫性がなかった送金接続がRippleによって1つのインターフェイスに集約されます。xViaを利用することで、送金ステータスの透明性を確保しながら送金し、請求書などの豊富な送金情報を送信することが可能になります。名前の由来は「〜を通って、経由して」という意味のViaです。

国際送金をしたい事業会社、送金業者、銀行は、RippleNetに接続するために xVia を利用します。

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出典・脚注   [ + ]

1. Rippleのプロダクトラインナップが拡大“. Ripple Inc.. 2017年8月14日閲覧。