Rippleとインターネット誕生の類似性(David Schwartz) – 2017-09-20

David Schwartzが説明するRippleとインターネット誕生の類似性

和訳

発言者:
私はリップルが詐欺だとは思わない。しかし彼らの技術は「暗号通貨」ではない。彼らは「ビッグマネーと寝た」と私は思っている。

David Schwartz:
あなたがリップルは詐欺じゃないと思っていることは嬉しいことです。一方、定義に関して議論しても意味がありません。

「ブロックチェーン」の定義に依ってはリップルがブロックチェーンに当てはまるとも言えるし、当てはまらないとも言えるでしょう。いずれの定義も道理にかなっており、いかなる定義であろうとリップルはリップルであることに変わりはありません。全く同じことが、リップルが「暗号通貨」か否かの議論にも言えます。つまり、その入れ物が我々にピッタリなのか否かを議論したところで、その実体の長所・短所を説明する言葉の置き換えにはならないのです。

リップルが「ビッグマネーと寝た」と言われることについてですが、それは何の問題でもない事実をバイアスがかかった言葉で表現してるだけとしか私には思えません。インターネットだってその大部分は政府のお金と政府が開発した技術からスタートしたのです。重要なのは、その結果として一体どういう物が構築されるか、なのです。だからもう一度言います。そのような言葉は実際の技術を説明する言葉の置き換えにはならないのです。

国際決済のために、現在リップル社は金融機関に向けてXRPを推進しています。なぜならそれがリップル社ができる最善の策だと考えるからです。また、現時点ではそこがマネーのある場所でもあるのです。

ひょっとしたら、あなたは(仮想通貨のような)デジタル資産が世界を席巻し、フィアット(法定通貨)は時代遅れになるだろうと考えているかもしれません。しかし(もしそういうことが起こるにしても)伝統的なフィアットとの橋渡しとなる物がなければ、そのような移行がまず起こらないでしょう。もう一度言いますが、リップルが行っている仕事をどう見るかに置き換えになるものは存在しないのです。インターネットは、当時の大手情報プロバイダーとタイアップすることで成長できたのです。そしてその結果、人々をオープンなプラットフォームへと導くことに繋がりました。リップル社が行おうとしていることは、まさにこれと同じことなのです。


※和訳はてにったーさんから寄稿して頂きました。

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