皆様、お久しぶりです。最近時間が取れなかったので、ブログ更新は一ヶ月ぶりとなります。今回はXRPの発行量について改めて考えてみたいと思います。
実は下記の投稿でXRPの発行量について軽く触れていますが、意外と誤解されてる人も多いので、このタイミングで改めて独立したテーマとして扱ってみたいと思います。
すでに皆様がご存知の通りXRPの発行上限は1000億XRPとなる一方で、ビットコインは2100万BTCとなるため、表面上およそ5000倍の違いがあります。しかし、ここにはデジタル通貨特有の数字のマジックが隠れています。現実の通貨と違って暗号通貨は実物がありません。日本円であれば1円玉が最小通貨単位となります。では、暗号通貨では1XRPや1BTCが最小通貨単位となるのでしょうか?答えはノーです。暗号通貨には実物がないため、プログラムが許す限り、いくらでも分割が可能となるのです。
ビットコインの最小通貨単位は、”satoshi”と呼ばれ、1 satoshi=0.00000001 BTCとなります。一方で、XRPの最小通貨単位は”drop”と呼ばれ、1 drop = 0.000001 XRPとなります。1BTCのほうが1XRPより2桁小数点が多いことになります。
つまり、最小通貨単位換算では
・ビットコイン:2,100,000,000,000,000 satoshi
・XRP:100,000,000,000,000,000 drops
となります。この事から、実は「XRPはビットコインの47.6倍ほどの発行量」しかありません。私はリップル社が1XRPという単位では、あまり高い値段にしたくなったのではないかと考えています。海外のフォーラムには、1XRP=$1近傍になるように設計されていると言う人も居ますが、私も同様な感じに考えています。見かけ上の発行量を小さくしてしまって、1XRPが$1000とかになってしまったら色々と使いにくそうですもんね。
小数点に分割することが出来ない、形ある通貨に慣れてる私達は、どうしても1000億XRPと言われると、2100万BTCより5000倍も多く発行されてると勘違いしてしまうのは仕方が無い気がします。これが、投資家の心理的重石になるのも分かるような気がしますが、実物がないデジタル通貨が普及していくにつれ、そういう感覚も無くなっていくのではないでしょうか。
以上、数字マジックに騙されてる?実はXRPの発行量はBTCに比べて多くはない!でした。
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