ビギナーシリーズ1)このビギナーシリーズでは、難しい事を正確にというよりは、分かりやすさを優先に書くようにしてますのでご了承下さい。 第二回の今回はリップルネットワークについて説明します。第一回ではリップル社が目指す「価値のインターネット」について話しましたが、その中で重要な役割を果たすのが「リップルネットワーク」となります。
リップルネットワークとは、価値のインターネットのベースとなり、最も重要なものとなります。リップルネットワークは、参加者の口座金額と送金履歴が全て記録されており、勝手に改ざんが出来ない仕組みを持っています。
自由に価値を送り合って交換出来る価値のインターネットでは、あらゆる価値を他の価値と交換出来る必要があります。その為、リップルネットワークは「他の通貨(価値)と自由に両替(交換)できる機能」を備えています。(ちなみに暗号通貨で最も有名なビットコインネットワークには両替機能はなく、単純にBTCを送金機能しかありません。)つまり、リップルネットワークに接続すると、(将来的には)リップルネットワーク上に存在する好きな価値と手軽に交換することが出来ます。このリップルネットワークは24時間365日稼働し続けており、稼働開始してから一度も止まったことはありません。
リップルネットワークは送金に1時間程度かかるビットコインの欠点2)その代わりPoWを採用するビットコインは不正に対する耐性は強いと言われてます。を補うシステムとなっており、送金はなんと5秒程度で完了します。つまり、リップルネットワークを用いると、24時間いつでも5秒程度で送金出来る、事になります。
また、リップルネットワーク上の送金の承認などの管理作業は、現在は主にリップル社のサーバーが行っています3)その他にマイクロソフトやMITも管理者として参加しています。。リップル社の目標は、リップルネットワークを「みんなのための価値のインターネット」とすることです。そのため、リップル社は銀行などリップル社以外の企業に管理者として参加することを推奨しており、リップルネットワークの管理の権限はどんどん分散化していくと考えられています。
現在、リップル社はまずはこのリップルネットワークを銀行の国際送金に利用してもらおうと、金融機関に売り込みをしています。しかし、最終目標はあくまで価値のインターネットの構築ですから、金融機関専用のネットワークにはなりません。ちゃんと私達も使うことが出来ます。ですが、リップルネットワークは電話線と同様のインフラの存在なので、私達の身近に来ても、気付かないかもしれませんね。
そして、このリップルネットワークとは切っても切り離せないのが、暗号通貨XRPです。次回はXRPについて記事にしたいと思います。
出典・脚注
1. | ↑ | このビギナーシリーズでは、難しい事を正確にというよりは、分かりやすさを優先に書くようにしてますのでご了承下さい。 |
2. | ↑ | その代わりPoWを採用するビットコインは不正に対する耐性は強いと言われてます。 |
3. | ↑ | その他にマイクロソフトやMITも管理者として参加しています。 |
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