Contents
- 1 XRPとは何ですか?
- 2 XRPは実用化されていますか?
- 3 XRPは違法な有価証券ですか?
- 4 RippleやXRPのことを体系的に知りたい
- 5 RippleやXRPに関するニュースはどこで手に入りますか?
- 6 XRPの発行者はリップル社ですか?
- 7 XRPレジャーの初期の開発者は誰ですか?
- 8 RippleやXRPに関する風説を流していて人達は何ですか?
- 9 旧ウォレットから新ウォレットに移行できますか?
- 10 Ripple TradeからGateHubへの移行方法がわかりません
- 11 Rippleの残高を盗まれました
- 12 詐欺に遭いました
- 13 廃業したゲートウェイのIOUを保持したままです
- 14 シークレットキーをブルートフォースアタック(総当たり攻撃)したらどうなりますか?
- 15 Transaction Fee(手数料)はどのように決まりますか?
- 16 稼働しているRippledのノード数が知りたい
- 17 クライアントからトラッキングノードに接続できません
- 18 ARMv8でバリデータは動きますか?
- 19 ヴィタリック・ブテリンがリップル社に入社したかったというのは本当ですか?
- 20 XRPやRippleという言葉をブログなどで使っても大丈夫ですか?
- 21 SBIリップルアジアの決算公告は見られますか?
XRPとは何ですか?
XRPは資金決済法(資金決済に関する法律)で規定される『暗号資産』です。暗号資産については下記の日銀の解説が参考になります。
XRPはクロスボーダー決済(国をまたがった決済)において媒介通貨としての役割を果たすよう設計されています。例えば、アメリカからメキシコに送金が行われる際には USD⇒XRP⇒MXN という順番で両替が行われます。
XRPは実用化されていますか?
既に国際的な大手送金会社により実用化が始まっています。
XRPは違法な有価証券ですか?
XRPは資金決済法で規定された暗号資産であり、金融商品取引法で規制される有価証券ではありません。国内でXRPが違法な有価証券であるという風説を流している人達を見かけますが、これは違法行為なので見かけたらすぐに金融庁に通報しましょう。通報はフォームに情報を入力して送信ボタンを押すだけで誰でも簡単に行えます(匿名可)。
RippleやXRPのことを体系的に知りたい
当ブログの入門記事や拙作の電子書籍に概要をまとめてあります。
RippleやXRPに関するニュースはどこで手に入りますか?
信頼できる日本語の情報源は意外と限られてしまいます。私がいつも参照しているものを以下に記します。
暗号資産に関する情報を発信しているサイトは多いですが、何故かその殆どがRippleやXRPに関するフェイクニュースの拡散に加担しています。また、情報の正確性についても発信している記事のソースが不適切なものも多く見受けられます。上記の暗号資産系メディアは、その中でも情報の正確性・中立性について定評があります。
XRPの発行者はリップル社ですか?
リップル社が発行総数の約半分を保有しているため(2019年9月現在)勘違いされることが多いですが、現在リップル社が保有しているXRPはXRPレジャーの創設者達から寄贈されたものです。XRPがライブネットワーク上で発行されたのは2012年6月3日ですが、リップル社の前身となったニューコイン社が設立されたのは2012年9月です。
XRPレジャーの初期の開発者は誰ですか?
ジェド・マケーレブが考案し、デイビッド・シュワルツとアーサー・ブリットによって大部分がコーディングされ、 ステファン・トーマスによって洗練されたと言われています。現在はリップル社に在籍する技術者たちがXRPレジャーの開発を主導しています。
RippleやXRPに関する風説を流していて人達は何ですか?
考えられる理由をいくつか箇条書きにします。
- あれこれ理由をつけて相場操縦をしている
- 投機・投資に失敗した
- 詐欺セミナーで高値で買った
- 盗難被害に遭った
- 2014年のジェド売りに巻き込まれた
- 脱税により結果的に損をした
- ルサンチマン
- 集団心理によるもの
基本的には相場操縦(仕手行為)を目的としたものと、投資で損失を出したことに対する腹いせ(八つ当たり)などだと思われます。また、マウントゴックス事件の被害者の一部がこうした活動に関与していることも分かっています。これらに加えて、理由も分からずに「皆がやっているから」という集団心理によって同じ行動をしているだけの人達も少なからずいるようです。
旧ウォレットから新ウォレットに移行できますか?
こちらから移行できます。
Ripple TradeからGateHubへの移行方法がわかりません
こちらに公式の解説があります。
また、こちらに暗号通貨革命さんによる解説があります。
Rippleの残高を盗まれました
ゲートウェイ、リップル社、警察に連絡しましょう。
1.ゲートウェイに連絡
ゲートウェイは盗難されたIOUを凍結することが出来ます。IOUの残高がある場合にはすぐに対応してもらいましょう。
2.リップル社に連絡
リップル社はAMLシステムを導入して、不正な送金等を監視して規制当局に報告しています。公式サイトの Ripple Theft Report から盗難被害に関する情報をリップル社に送ることができます。残念ながら XRP を凍結することはできませんが、警察や FinCEN などの国の機関が動く際の重要な証拠となるので盗難に遭ったら必ずリップル社に届け出ましょう。
3.警察に連絡
警視庁にはサイバー犯罪対策課が設置されており、過去にも仮想通貨に関連した事件で逮捕者が出ています。
警視庁 サイバー犯罪対策課(東京都)
電話:03-3431-8109(平日の午前8時30分から午後5時15分まで)
※上記の電話番号に繋がらない場合は警視庁総合相談センターに電話してサイバー犯罪対策課に転送してもらいましょう。
警視庁総合相談センター(東京都)
電話1:#9110(東京都内でダイヤルすると警視庁総合相談センターに接続)
電話2: 03-3501-0110(警視庁総合相談センター直通)
※東京都以外から #9110 にダイヤルすると場合には各都道府県の窓口に繋がります。
都道府県警察本部のサイバー犯罪相談窓口
警視庁以外にも各都道府県警察本部にはサイバー犯罪相談窓口が設置されています。東京都以外にお住まいの方は各都道府県のサイバー犯罪相談窓口に相談しましょう。
詐欺に遭いました
金融庁が公開する相談・連絡窓口に問い合わせましょう。
廃業したゲートウェイのIOUを保持したままです
いくつかの選択肢があります。
1.記念として保持し続ける
2.XRPの買い注文を出す
3.リップリングで他社IOUに交換する
リップリングする場合は、まず廃業したゲートウェイの与信限度をゼロに設定し、リップリングをオンにします。次に同一通貨のIOUを発行し ている他のゲートウェイをトラストして、リップリングをオフに設定します。運が良ければ同一通貨を発行する他のゲートウェイのIOUに自動的に交換されま す。
シークレットキーをブルートフォースアタック(総当たり攻撃)したらどうなりますか?
こうなります。
RCLは、secp256k1キーとEd25519キーの両方をサポートしています。約2の256乗の組み合わせの秘密鍵、約2の128乗の組み合わせのシード、約2の160乗の組み合わせのアドレスがあります。2の160乗の組み合わせのアドレスでは、ブルートフォースを使用すると、コリジョンの確率が50%になるために2の80乗のアドレスを生成する必要があります。
なぜなら、ハッシュ衝突確率の計算式から:
0.5 = k^2 / 2N
よって
N = k^2
だから
k = sqrt(N)
2の160乗の平方根は2の80乗です。2の160乗の組み合わせのうち2の80乗のアドレスを生成すると、ハッシュ衝突確率は約50%になります。
それぞれ毎秒1億の鍵をテストできる1億台のコンピュータがあれば、40億年未満でコリジョンを見つけることができます。これが起こるずっと前に、RCLは変更されるでしょう。
Transaction Fee(手数料)はどのように決まりますか?
Transaction Feeは次の計算式で求められます。
load_factorとload_baseが等しい場合
- transaction_fee = base_fee
それ以外の場合
- transaction_fee = base_fee * load_factor / load_base
例えば、base_feeが10、load_baseが256、load_factorが382の場合は次のようになります。
- 14.9 drops = 10 drops * 382 / 256
base_fee、load_base、load_factorの値はserver_stateコマンドやserver_infoコマンドで取得できます。
稼働しているRippledのノード数が知りたい
こちらで確認できます。
クライアントからトラッキングノードに接続できません
こちらの4つが公開されています。
s1.ripple.com
s2.ripple.com
s-east.ripple.com
s-west.ripple.com
ARMv8でバリデータは動きますか?
デイビッド・シュワルツが過去に PINE A64+ 2GB BOARD(ARM Cortex A53)で動かした実績があるようです。
ヴィタリック・ブテリンがリップル社に入社したかったというのは本当ですか?
本当です。ウォータールー大学のコーオプ教育プログラムでリップル社を希望しましたが、ビザが発給されなかったためリップル社が雇用を断念したそうです。
そのときの経緯についてヴィタリック・ブテリンと関係者たちは次のようにコメントしています。
Yep. That was summer 2013; ended up going to hacker compounds in Europe instead.
— Vitalik Buterin (@VitalikButerin) 2017年9月12日
和訳:
ヴィタリック・ブテリン「はい。2013年夏のことです。結局、代わりにヨーロッパのハッカーコンパウンズに行くことになりました。」
Ripple the company had only existed for 9 months. Legal req for that type of visa was 1 year.
— Vitalik Buterin (@VitalikButerin) 2017年9月12日
和訳:
ヴィタリック・ブテリン「リップル社は設立されて9ヵ月でした。ビザのための法的な要件が設立1年だったんです。」
It’s too bad. Imagine the great things you might have been able to accomplish. 😉
— David Schwartz (@JoelKatz) 2017年9月12日
和訳:
デイビッド・シュワルツ「残念だ。君が残すことが出来たであろう偉大な功績を想像してごらんよ。」
Hey, it’s the guy that sat next to me at our old office. https://t.co/XNeI1ypUcX
— Welly (@wsculley) 2017年9月12日
和訳:
ウェリントン・スクレイ「ほら、うちの古いオフィスで僕の隣に座ってた彼だよ。」
Ripple主催のカンファレンスSwellにはEthereumのVitalikも来てブロックチェーンパネルに参加します。Ethereumができる前に、VitalikがRippleに入社しようとしていたというのは有名な話ですが、ステファンが当時色々と教えてあげていたそうです。
— Emi Yoshikawa (@emy_wng) 2017年9月13日
ヴィタリックはインタビューで、そのときの経緯について説明しています。(11分10秒~11分40秒あたり)
2019年にも同様の話をしています。
Fun fact: I tried to be an intern at Ripple back in the day (mid 2013), but US visa complications having to do with the fact that the company had only existed for 9 months and the minimum was 1 year stopped me.
— Vitalik Non-giver of Ether (@VitalikButerin) 2019年4月19日
和訳:
ヴィタリック・ブテリン「僕はずっと前(2013年中頃)にリップル社のインターンになろうとしましたが、会社が設立後9ヶ月しか経っておらず最小要件が1年だったというUSビザのやっかいな問題が僕を阻みました。」
XRPやRippleという言葉をブログなどで使っても大丈夫ですか?
デイビッド・シュワルツがツイッターで回答しています。
You cannot use “XRP” or “Ripple” in the name of your company or product where it could cause confusion. See https://t.co/I7JFYR0gjt 2/2
— David Schwartz (@JoelKatz) October 22, 2017
SBIリップルアジアの決算公告は見られますか?
こちらで確認できます。
SBIグループとリップルの合弁「SBI Ripple Asia」決算公告(第3期)https://t.co/dCNt99W1DC
この前の期で純利マイナス500万くらいだったのに すごい。なんだこれ
第3期決算公告
当期純利益:7億421万円
利益剰余金:6億2,752万円— 官報ブログ (@kanpo_blog) August 1, 2019
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