37の金融機関が日韓の国際送金実験をスタート
日本経済新聞によると、12月15日から邦銀37行が参加する Ripple を利用した日本ー韓国間の国際送金実験が開始されます。
韓国の銀行2行が参加するこの実験は、SBI Ripple Asia の内外為替一元化コンソーシアムによって主導されます。
記事では、早ければ来春にも日本ー韓国間で実送金が開始されるとしています。
また、最終的に Ripple を利用した国際送金には XRP を活用すると述べられています。
テレビ朝日の報道
XRPを利用した国際送金とは
リップル社は11月に行われたXRPミートアップ東京で xRapid/XRP を利用した国際送金の仕組みを説明しました。
これによれば、XRPを利用した国際送金は次の3つステップで行われます。
- 金融機関が法定通貨をXRPに変換される
- XRPが送付される
- XRPが受取現地の法定通貨に変換される
また、リップル社の日本人スタッフの Emi Yoshikawaさんは、現在、米国ーメキシコ間で行われている XRP を利用した実送金の仕組みを次のように説明しています。
実際の通貨(米国ドル、メキシコペソ)を使った送金です。米ドルからXRPに変換、XRPが数秒で移動、その後XRPからメキシコペソに変換され、メキシコのどの銀行の口座にも瞬時に着金できるという一連のend-to-endの送金フローが成功しました。 https://t.co/TQzbcxhldS
— Emi Yoshikawa (@emy_wng) 2017年10月10日
例えば100万円を送金する場合には、送金元側の取引所で100万円分のXRPに両替が行われ、受取人側の取引所で XRP がドルに両替されます。
この仕組みが本格的に動き始めるのが今から楽しみです。