IMF Spring Meetings 2017
Washington, DC で世界銀行と IMF(国際通貨基金)によって主催された Spring Meetings 2017 にリップル社の Ryan Zagone氏が出席しました。今年3月には、同社取締役会長の Chris Larsen氏が IMF High Level Advisory Group on FinTech のメンバーに選出されており、同氏もこれに参加したものと思われます。(冒頭3:30あたりで、最初に紹介されているのが Ryan Zagone氏です。”Director of Regulatory Relations, Circle”と紹介されていますが、正しくは”Director of Regulatory Relations, Ripple”です。)
リップル社がRCクラウドの動画を公開
時を同じくして、SBIホールディングスとリップル社の合弁会社 SBI Ripple Asia が日本国内で主催する『国内外為替一元化検討に関するコンソーシアム』によって構築された、RCクラウドのコンセプト動画がリップル社の公式アカウントから配信されました。Rippleの普及によって私たちの生活がどのように変わるのかが、日本語でとても分かりやすく解説されています。
Rippleが地球規模の送金インフラストラクチャーに
これまで Ripple は、一部の暗号通貨ユーザーに暗号通貨の一つとしてしか認知されていませんでした。その原因は、リップル社がメディアを通じて積極的に情報を発信してこなかったからだと思います。なぜそうしてこなかったのか理由ははっきりしませんが、おそらく難しい事情があったのでしょう。しかし、2017年第一四半期からその状況は一変し、リップル社はメディアを通じて大々的にリップルの情報を流し始めました。日本でも三菱東京UFJ銀行のRipple採用が『送金の世界連合へ参加』として日本経済新聞の紙面上で大きく発表され、私のもとにも多くの方々から問い合わせが来ています。
リップル社が掲げる IoV(Internet of Value)は、単なる暗号通貨を作り出すものではなく、インターネット上で利用される地球規模の決済ネットワークの実現を目指すものです。私の個人的な予想では、その利用者数は数年以内に10億人を超えると考えています。それはおそらく、かつてインターネットやスマートフォンが爆発的に普及したのと同等のインパクトを私たちの生活に与えるでしょう。既にこうした技術が普及するための下地ができているだけに、ひとたび事が始まれば電光石火のスピードで普及が進むことでしょう。
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