南半球最大の金融機関がRippleNetに参加

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ブラジル、インド、シンガポール、カナダの5社がRipple製品を採用

リップル社は新たに5社がRippleソリューションを採用したことを明らかにしました。発表によれば、シティグループを超える世界第8位の時価総額を誇り金融機関としては南半球最大のイタウ·ウニバンコ(ブラジル)、インダスインド銀行(インド)、2014年に設立され急成長を遂げている国際送金事業者の InstaReM(シンガポール)の3社が xCurrent を採用し、ブラジルの国際送金事業者 BeeTech、同じくカナダの Zip Remit が世界で初めて xVia を採用しました。

 

南半球最大で驚くことなかれ・・・

ブラジルのイタウ・ウニバンコのような巨大銀行が新たに RippleNet に参加したことにも驚きますが、私が注目しているのはシンガポールの国際送金業者の InstaRem です。

同社は2014年に設立され、2016年3月にシンガポールの政府系ファンドTemasekの子会社である Vertex Ventures と Fullerton Financial Holdings が参加するシリーズAで500万ドルを調達し、2017年7月には GSR Ventures がリードしたシリーズBで SBI-FMO Fund、Vertex Ventures、Fullerton Financial Holdings、Global Founders Capital(GFC)などから合計1,300万ドルを調達したことで話題になりました。2017年までにオーストラリア、シンガポール、香港、カナダなどで送金ライセンスを取得し50ヵ国への送金に対応、2016年の送金額は合計5,750億ドルに達しています。

InstaRemは即日送金と通常1%以下の安い手数料で MoneyGram や Western Union のような他の国際送金業者との差別化を図っており、RippleNetの強みを最大限に生かせる送金業者とも言えます。そして注目したいのは、InstaRemが xCurrent を採用したことです。xCurrentそのものはコルレス銀行を利用した国際送金の仕組みであり、これは InsataRem が従来から銀行と同様のコルレス銀行モデルの国際送金の仕組みを構築していた可能性を感じさせます(おそらくそうなのでしょう)。このような形態の国際送金業者は xCurrent を利用して速やかに RippleNet に移行できるだけでなく、より送金コストを縮小できる xRapid への乗り換えも期待できるのではないでしょうか。

 

続々と出る大きなニュースの中、盛り下がる仮想通貨相場

BTC価格の下落につられて全ての仮想通貨の価格が下がり続けています。これはBTCを基軸とする法定通貨ペアを持たないアルトコイン取引所の価格を基準にXRPを含む仮想通貨の価格が決定(表示)されていることに起因します。基本的にはBTCで他の仮想通貨を買ったときだけ、その通貨の価格が上がる仕組みです。馬鹿らしいことですが、多くのアルトコイナーもこのシステムを支持し続けたため現在の価格の基準がそのようなものになってしまいました。結果的にUSDT問題などでBTCの価格に関して懐疑的な見方が広がるにつれ、無関係な他の仮想通貨の価格も暴落しています。

XRPに関して言えば、直近で大きく価格が上昇したのは日本でXRPを取り扱う仮想通貨交換業者のCoincheckがテレビCMを始めた時期と重なります。BTC基軸の価格が採用されているとはいえ、XRPの取引量が増えればBTCを経由して結果的にはXRPが買われるため価格は上昇します。Coincheckの盗難事件の後、XRP取引量のかなりの割合を占めるCoincheckを介したXRPの取引がゼロになったため必然的にXRPの価格も下がりました。これは日本国内でテレビCMを行っているXRPを取り扱う有名な仮想通貨交換業者がCoincheckだけだったからです。

マスコミはCoincheckに関してあること無いこと適当な情報を垂れ流しているようですが、私は以前もブログに書いたようにCoincheckのことに関しては楽観的です。XRPに関してはもっと楽観的です。そもそもCoincheckが無くなってしまったところで、SBIバーチャルカレンシーズが直ぐにXRPの取引サービスを開始するので日本国内のXRP取引量はすぐに回復するからです。

そんなことよりもXRP以外の仮想通貨市場や相場が心配です。かつてBTC基軸を支持していたアルトコイナー達はBTCを仮想通貨の基軸通貨として使い続けることに今でも賛成なのでしょうか。

 

xRapidの正体!?

リップラーが一番心待ちにしているのはXRPが使われるxRapidを利用した国際送金の始動です。以前にも述べたとおり、リップル社は国際的な送金業者5社のうち3社が2018年中にxRapidを利用した国際送金を開始すると発表しています。

国際的な送金事業者5社のうち3社が2018年中にXRPを利用した送金を開始する予定です。そして更に拡大中です。

XRPを数年間保有し続けているコアなリップラー達がこの xRapid の稼働を心待ちにしている理由は、xRapidを統合した流動性プロバイダーが XRP をブリッジ通貨として国際送金に利用するからです。例えばリップル社が公開していた動画では、流動性プロバーダーの GSR MarketsUnion FX などが流動性プロバイダーとして挙げられていました。

実際、2015年6月の Finovate の記事では、GSR Markets が Ripple を統合していると述べられています。

Ripple Labs developed and supports Ripple, a settlement protocol that enables financial networks to securely transfer funds in any currency in real-time. The technology has been integrated and deployed by financial institutions like Fidor Bank AG, currency-exchange businesses like Saldo.mx, and market makers like GSR Markets.

出典:Finovate

また、GSR Markets のウェブサイトにも次のような記載があります。

出典:gsr.io

リップル社は GSR Markets が流動性プロバイダーであり、流動性プロバイダーはコネクターであると説明しています。そして先ほども述べたように xRapid は流動性プロバイダーによって利用される製品です。GSR Marketsが異なるレジャー間の送金を仲介するコネクターとなる流動性プロバイダーであれば、それなりの資本が必要になりそうですが、これが意味するところは何でしょうか。仮にXRPの流動性プロバイダーが巨大な資本を有する場合、それはどこへ向かうのでしょうか。

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