Rippleの人事

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Contents

取締役

現職

クリス・ラーセン

クリス・ラーセン(Chris Larsen)は、リップル社の取締役会長/共同創業者。同氏はフィンテック業界でその名を知らない人はいないほど有名なイノベーターです。同氏は、オンライン初のモーゲージローンプラットフォームである E-Loan の共同創業者/元CEOであり、現在では一般的に使われるようになったクラウドファンディングP2Pレンディングの先駆けとなったアメリカ初のP2P(個人間)レンディングマーケットプレイス Prosper Marketplace の共同創業者/元CEOでもあります。2016年12月までリップル社のCEOを務め、2017年1月に取締役会長に就任しました。同氏は2017年1月に HSBC の技術諮問委員会の委員に就任、同年3月には IMF のアドバイザーに就任しました。2018年1月5日現在、同氏はリップル社の株式の17%を保有しています。

スーザン・アティ

スーザン・アティ(Susan Athey)はアメリカの著名な経済学者。ポール・ミルグロムドナルド・ジョン・ロバーツの下で経済学を学び、単調比較静学(Monotone Comparative Statics)の開発や企業理論(Theory of the firm)の精密化に貢献しました。M.I.T.、ハーバード大学、スタンフォード大学の教授を歴任する経済学者で、女性としては史上初のジョン・ベイツ・クラーク賞の受賞者です。ジョン・ベイツ・クラーク賞は、アメリカの経済学者にとってはノーベル経済学賞より受賞が難しいとも言われており、数ある経済学賞の中でも最もノーベル賞に近い賞とされています。1995年に彼女が24歳でスタンフォード大学経営大学院で博士号を取得したとき、バークレイ、ハーバード、M.I.T.、プリンストン、スタンフォード、エールなどを含む全米20以上の大学が彼女を奪い合い、ニューヨーク・タイムズに大きく取り上げられました(M.I.T.の助教授になり2001年にスタンフォードが奪還)。当時のニューヨーク・タイムズの記事は「彼女は若干24歳だが、世界の経済学会の誰もが彼女のことを知っている。」と述べています。現在、彼女はスタンフォード大学経営大学院の教授とともに、コンピュータの基本ソフト『Windows』を販売することでも知られる米マイクロソフト社のチーフエコノミストを務めています。リップル社の事業には2013年7月にアドバイザーとして参画し、2014年4月に取締役に就任しました。

ゾーイ・クルーズ

ゾーイ・クルーズ(Zoe Cruz)は、元モルガン・スタンレーの共同社長(2005-2007)。彼女は1982年にモルガン・スタンレーに入社し、同社の外国為替取引グループの3番目の創設メンバーとなり、2001年から2005年まで同社の Global Head of Fixed Income, Commodities and Foreign Exchange を務めました。現在はロンドン証券取引所に上場する総合金融機関のオールド・ミューチュアルの取締役、EOZ Globalの創業者/CEO、ボウディン大学寄付基金の投資委員会のメンバーを務めます。また、2009年から2012年までは、彼女自身の投資運用会社である Voras Capital Management の設立と運営に携わりました。

ブラッド・ガーリングハウス

ブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)は、リップル社の最高経営責任者(CEO)/社長。リップル社に在籍する以前は Yahoo!の上級副社長、AOLの重役、無料のファイル送信サービスの先駆けとなったHightail(旧YouSendIt)の取締役会長/CEOを務めた経歴を持ちます。同氏は、Yahoo! の在籍期間にウォールストリートジャーナルに掲載された内部文書のビーナッツ・バター・マニフェストを書いた人物であり、企業の透明性や技術者が経営に参画する重要性を訴える経営者であることでも知られています。現在は、クラウド型動画作成サービスの Animoto の取締役も務めます。2016年12月までリップル社の最高業務執行責任者(COO)を務め、2017年1月に最高経営責任者(CEO)に就任しました。

ケン・カーソン

ケン・カーソン(Ken Kurson)は、The New York Observer の編集長。同氏は政治コンサルタントとしても知られており、Jamestown Associates の上級副社長を務めた経歴も持ちます。編集長を務める The New York Observer のオーナーは、Donald Trump の義理の息子(Ivanka Trumpの夫)である Jared Kushner です。

ベンジャミン・ロースキー

ベンジャミン・ロースキー(Benjamin Lawsky)は、ビットライセンスを作ったことでも知られるニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)の初代局長です。同氏は、2011年3月24日から2011年10月3日までニューヨーク州政府銀行局局長を務め、同局局長としてAndrew M. Cuomoニューヨーク州知事のイニチアチブにニューヨーク州政府銀行局ニューヨーク州保険局を新しい金融監督機関であるニューヨーク州金融サービス局(NYDFS)に統合させました。また、同氏はCharles Schumer上院議員の主任顧問、Andrew M. Cuomoニューヨーク州知事の主席補佐官および同州知事のサイバーセキュリティ諮問機関の共同議長を務めた経験を持ち、現在はスタンフォード大学のサイバー・イニシアチブで客員研究員も務めています。

アンジャ・マヌエル

アンジャ・マヌエル(Anja Manuel)は、元アメリカ合衆国国務次官特別顧問(国務省)であり、元国家安全保障問題担当大統領補佐官のコンドリーザ・ライス、 元国家安全保障問題担当大統領補佐官のステファン・ハードリー、元アメリカ合衆国国防長官のロバート・ゲーツとともに RiceHadleyGates LLC を設立した共同創業者です。Rippleには2015年3月にアドバイザーとして参画し、2017年8月に取締役に就任しました。

ジーン・スパーリング

ジーン・スパーリング(Gene Sperling)はアメリカの経済学者で、クリントン政権の1997年から2001年までアメリカ合衆国国家経済会議(NEC)の副議長・議長を務め、オバマ政権で再び2011年から2014年までNEC議長を務めました。その後、2015年1月にリップル社の取締役に就任しました。

クレイグ・フィリップス

クレイグ・フィリップスは元米国財務省長官顧問で、2019年10月にリップル社の取締役に就任しました。米国財務省長官顧問に就任する以前は、世界最大の資産運用会社のブラックロックモルガン・スタンレークレディ・スイスの役員を務めていました。

 

過去の人事

ダグ・チェルトック

ダグ・チェルトック(Doug Chertok)は、20年以上にわたりアドバイザー、出資者として数々のスタートアップ企業の設立に携わったエンジェル投資家です。同氏がこれまでに手掛けた企業には、Apparel Media (sold to CustomInk), Bidclix (sold to Microsoft), Clipboard (sold to SalesForce), EliteDaily (sold to Daily Mail), Fotolog (sold to Hi-Media), Klout (sold to Lithium), Quigo (sold to Time Warner), Bark & Co, BoostMedia, Cambrian Genomics, Conductor, FirstFuel, fitmob, Ginkgo Bioworks, GuideBook, Juicero, kiip, Meetup, Moat, MPowerD, OpenX, Recombine, Reserve, Ripple, SimplyMeasured, StreetEasy, StyleSeat, SweetGreen, YieldMo, ZocDoc などがあります。

マリアーノ・ベリンキー

マリアーノ・ベリンキー(Mariano Belinky)はサンタンデール・イノベンチャーズの共同経営者。サンタンデール・グループは、スペイン最大の商業銀行であるサンタンデール銀行を有することでも知られています。同氏は、金融サービスを再起動する可能性を秘めた破壊的な技術に関する調査報告書である『The Fintech 2.0 Paper: rebooting financial services』の共同著者でもあります。

ヤング・グオ

ヤング・グオ(Young Guo)は、中国の投資家でリップル社に出資している IDG Capital Partners の共同経営者です。同氏は1996年から1999年までジョージ・ソロス氏が率いるヘッジファンドである Soros Fund Management のメンバーでもありました。

アルヤン・シュッテ

アルヤン・シュッテ(Arjan Schütte)は、Core Innovation Capital の創業者/業務執行社員。同氏が投資した企業には、Ripple、Oportun、CoverHound、TIO Networksなどがあります。また、同氏は、財務健全性に関する国家主導の団体である Center for Financial Services Innovation(CFSI)の上級顧問、CoverHound、SavvyMoney、TIO Networksおよびドッド=フランク・ウォール街改革・消費者保護法の成立に伴い設置された Consumer Financial Protection Bureau(CFPB/米消費者金融保護局)の消費者諮問委員会の役員を務めています。

沖田貴史

沖田貴史(Takashi Okita)は、SBI Ripple Asia代表取締役、SBI大学院大学教授、ソフトブレーン非常勤役員、クララオンライン非常勤役員。インターネット決済代行サービスを手掛けるベリトランスの共同創業者/CEO、econtext ASIAの共同創業者/CEO、SBIグループ取締役執行役員を務めた経歴を持ち、現在は金融庁金融審議会の専門委員を務めていることでも知られています。

 

リーダーシップチーム

現職

ブラッド・ガーリングハウス

ブラッド・ガーリングハウス(Brad Garlinghouse)は、リップル社の最高経営責任者(CEO)/取締役です。リップル社に在籍する以前は Yahoo!の上級副社長、AOLの重役、無料のファイル送信サービスの先駆けとなったHightail(旧YouSendIt)の取締役会長/CEOを務めた経歴を持ちます。同氏は、Yahoo! の在籍期間にウォールストリートジャーナルに掲載された内部文書のビーナッツ・バター・マニフェストを書いた人物であり、企業の透明性や技術者が経営に参画する重要性を訴える経営者であることでも知られています。現在は、クラウド型動画作成サービスの Animoto の取締役も務めます。2016年12月までリップル社の最高業務執行責任者(COO)を務め、2017年1月に最高経営責任者(CEO)に就任しました。

イーサン・ビアード

イーサン・ビアード(Ethan Beard)は、リップル社の SVP of Xpring です。Rippleに参画する以前は Google や Facebook の重役を務めた経験を持ち、エンジェル投資家でもあります。Stanton Interactive と BigSoccer.com の共同創業者であり、現在はBeyond 12、Parchment、Represent.Us の取締役と Chatcast のアドバイザーも務めています。

アシーシ・バーラ

アシーシ・バーラ(Asheesh Birla)は、リップル社の SVP of Product です。同氏はイギリスの通信社のロイターを買収したことで知られる米大手情報企業のトムソンのエンジニアとして執筆者、教員、学生向けの出版プラットフォームの開発に携わった後、合併後のトムソン・ロイターで副社長を務めました。その後、インテルによって買収された教育スタートアップの Kno, Inc. の創業にも携わりました。現在は、Kidaptive、Croudify のアドバイザーも務めています。

カヒーナ・ヴァン・ダイク

カヒーナ・ヴァン・ダイク(Kahina Van Dyke)は、リップル社の SVP of Business and Corporate Development です。リップル社の SVP に就任する以前は CitiBank、MasterCard、Facebook の重役を務めた経験を持ちます。

コリー・ジョンソン

コリー・ジョンソン(Cory Johnson)は、リップル社の Chief Market Strategist です。同氏はリップル社に参画する以前は CNBC のシリコンバレー特派員を務めるとともに、Emily Chang とともに Bloomberg Technology(旧Bloomberg West)の共同司会者を務めていました。

クリストファー・カナーン

クリストファー・カナーン(Christopher Kanaan)は、リップル社の SVP of Engineering です。同氏は2014年に VP of Engineering としてリップル社に参画しましたが、それ以前はウェブサイトの視聴者情報を提供する Quantcast のエンジニアリング・マネージャー、ローカルビジネスレビューサイトを運営する Yelp のエンジニアリング・マネージャーを務めていました。

サンディ・コッチャ

サンディ・コッチャ(Sandi Kochhar)は、リップル社の VP of People です。彼女は2017年8月にリップル社に参画する以前は、AppDirect、Atlassian、SuccessFactorsの重役を務め、それぞれの企業の世界進出、M&A、IPO関連の仕事に従事していました。

ブラインリィ・シール

ブラインリィ・シール(Brynly Llyr)は、リップル社の法務担当役員(ジェネラルカウンセル)です。リップル社に在籍する以前は eBay、Paypal のシニア・ディレクターを務め、2016年11月にリップル社の法務担当役員(ジェネラルカウンセル)に就任しました。

モニカ・ロング

モニカ・ロング(Monica Long)は、リップル社の SVP of Marketing and Communications です。Ripple には2013年9月に参画し、2015年1月にマーケティング副社長に就任しました。

ジョン・ミッチェル

ジョン・ミッチェル(John Mitchell)は、リップル社の SVP of Global Sales です。Rippleに在籍する前は、大手国際企業やトランザクションバンキングのためのSaaS財務管理システムの世界的リーダーである Reval のグローバルセールスを牽引しました。同氏は、資本市場、支払い、AML、流動性をカバーする複雑なエンタープライズ・ソフトウェアの銀行への販売における25年以上のリーダーシップ経験を有します。過去には、Reval の他に IBM、Equifax、DACG、Inclusic、Bradmark Technologies、Fortent、Asset Control、Corvil の重役として北米、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)、東南アジア、日本、中国本土でビジネスを成功に導いています。

アントワネット・オゴーマン

アントワネット・オゴーマン(Antoinette O’Gorman)は、リップル社の最高コンプライアンス責任者(CCO)/BSAです。リップル社に在籍する以前は、Union Bank の上級副社長、HSBC の Local BSA Officer を経て Promontory Financial Group, LLC の インディペンデントBSA/AML/OFACコンサルタントを務めた金融コンプライアンスの専門家です。

デイビッド・シュワルツ

デイビッド・シュワルツ(David Schwartz)は、Ripple のコアである Ripple Consensus Ledger(現在のXRP Ledger)を開発した初期の開発者の一人です。現在はリップル社の最高技術責任者(CTO)を務めています。コンセンサス・アルゴリズムを考案した Jed McCaleb(Mt.Gox創業者)によれば、Ripple Consensus Ledger のコードの多くが David Schwartz と Arthur Britto によりコーディングされました。同氏は過去に NSAFBINATOのシステム開発に関わったとの噂もあり、リップル社のウェブサイトにも NSA で暗号化クラウドストレージの開発に携わった経歴の記載があります。暗号通貨業界では ”JoelKatz” のハンドルネームでも知られ、Bitcoinの初期の開発者の一人でもあります。(redditでよく発言しています。)

JoelKatz誕生秘話:
デイビッドが高校時代(誰もがインターネットにアクセスできるようになる以前)に、彼の友人がゴシップの共有などに使われていた掲示板システムを運用していました。そして友人からアカウントが欲しいかと聞かれたデイビッドはイエスと答え、次に友人から本名が良いかと聞かれたので、彼は特に理由もなくノーと答えました。すると、『レンとスティンピー』のファンだったその友人は Stimpson J. Cat をもじって Stimpson J. Katz と命名しました。やがてインターネットが普及して、より真面目な名前が必要になったデイビッドは、匿名性を保ちつつリブランディングすることを思い付き、J.を Joel として Stimpson Joel Katz と名乗ることにしました。Stimpson Joel Katzは、やがて S. Joel Katz と呼ばれるようになり、最終的になんとなく人名っぽい Joel Katz が誕生したのである。

マーカス・トリーチャー

マーカス・トリーチャー(Marcus Treacher)は、リップル社の SVP of Customer Success です。リップル社に在籍する以前は、Accenture、Citi、HSBC の重役を経て国際決済機関である SWIFT の取締役を務めていました。30年以上にわたるトランザクション・バンキングと決済テクノロジーの分野での経験をもつ専門家です。同氏は2016年9月に英国CHAPS(The Clearing House Automated Payment System)の取締役に就任しました。

エリック・ヴァン・ミルテンバーグ

エリック・ヴァン・ミルテンバーグ(Eric van Miltenburg)は、リップル社の SVP of Business Operations です。同氏は Adobe、AOL、Yahoo!を含む複数の企業で20年に渡り事業開発、戦略計画、事業運営等に従事した経験を持ち、2016年11月に Vice President Business Operations としてリップル社に参画しました。

ロン・ウィル

ロン・ウィル(Ron Will)は、リップル社の最高財務責任者(CFO)です。同氏は上級財務担当役員および投資銀行家として約30年の経験を持ち、これまで起業および新興企業のスケールに携わり、最近では Adobe に5億4千万ドルで買収された TubeMogul の CFO を務めていました。TubeMogul に参画する以前は、Mainsail Partners の重役と2011年から2015年までYahoo!に買収された BrightRoll の CFO を務め、Yahoo!では財務・会計担当副社長を務めました。

過去の人事

スティーブ・メロンカンプ

スティーブ・メロンカンプ(Steve Mollenkamp)は、リップル社の重役(Head of Channel Sales)。2015年11月にリップル社に移籍する以前はオラクル社の副社長を務めていました。Accenture 創業期の共同出資者としても知られています。

ブライアン・ランキン

ブライアン・ランキン(Brian Rankin)は、リップル社の副社長(VP of Integration and Delivery)。同氏は金融セクターで20年以上にわたるテクニカルオペレーションの経験を有します。もっとも最近のものでは、ロンドンに本社を置くモバイルバンキング&決済サービスを手掛ける Monitise の副社長を務めていました。同氏は Monitise に買収される以前の ClairMail に2008年から参画し、バンク・オブ・アメリカCapital Oneモントリオール銀行Fifth Third Bankを含む50以上の金融機関へのモバイルバンキングの導入に携わりました。

ノーマン・リード

ノーマン・リード(Norman Reed)は、リップル社の法務担当役員(ジェネラルカウンセル)。リップル社に在籍する以前は、ニューヨーク連邦準備銀行の上席執行弁護士、米国証券取引委員会の特別顧問、DTCC のマネージング/ディレクター、DTCC とトムソン・ロイターの合弁会社である Omgeo LLC法務担当役員を務めました。

ニレシュ・ドゥセイン

ニレシュ・ドゥセイン(Nilesh Dusane)は、リップル社の副社長(VP of Global Sales)。同氏は金融サービス&IT業界で18年の経験を有し、リップル社に在籍する以前は決済サービスや法人向け金融サービスを提供する Cashedge(現Fiserv)の重役を務めていました。

キャメロン・キンロック

キャメロン・キンロック(Cameron Kinloch)は、リップル社の副社長(VP of Finance)。彼女は NetflixGoldman SachsMorgan Stanley の元重役としても知られます。リップル社に在籍する以前は、SunrunBox の重役を務め、両社の上場(IPO)に携わりました。

ステファン・トーマス

ステファン・トーマス(Stefan Thomas)は、リップル社の最高技術責任者(CTO)。同氏は暗号通貨業界では著名な人物の一人で、オープンソースのビットコイン・ライブラリである BitcoinJS の開発者でもあります。ビットコイン初心者ユーザーのための最大のウェブサイトである WeUseCoins.com の創設者で、2011年3月にビットコイン初心者向けの動画 What is Bitcoin? を公開して、ビットコインの爆発的な普及に貢献しました。リップル社の前身である OpenCoin Inc. の設立にシニアエンジニアとして参画し、Rippleクライアントの設計と実装を行いました。現在、W3C が標準化を進めているインターレジャープロトコルの考案・開発が同氏によって行われており、ホワイトペーパー『A Protocol for Interledger Payments』の共同執筆者でもあります。Distributed Ledger Technology(分散型台帳技術)の分野では、最も影響力のあるエンジニアの一人です。2018年1月にはThe Linux Foundationによって2016年10月に設立されたJS Foundation(旧jQuery Foundation)の役員(BoD)に就任しました。

 

アドバイザー

現職

リップル社の公式サイトから削除されたため、現職のアドバイザーがいるかどうかは不明です。

過去の人事

スーザン・アティ

スーザン・アティ(Susan Athey)はアメリカの著名な経済学者。過去にMIT、ハーバード大学、スタンフォード大学で教鞭を取り、女性としては史上初のジョン・ベイツ・クラーク賞の受賞者でもあります。ジョン・ベイツ・クラーク賞は、アメリカの経済学者にとってはノーベル経済学賞より受賞が難しいとも言われており、数ある経済学賞の中でも最もノーベル賞に近い賞とされています。彼女は、現在はスタンフォード大学経営大学院の教授を務め、マイクロソフト社のチーフエコノミストでもあります。

ドナルド・ドナヒュー

ドナルド・ドナヒュー(Donald Donahue)は、Depository Trust & Clearing Corporation(DTCC)の前CEO。DTCC は、米国のニューヨークにある世界最大規模の証券預託機関である Depository Trust Company(DTC)の持株会社です。同氏は現在、Miranda Partners, LLC の CEO を務めています。

カール=テオドール・ツー・グッテンベルク

カール=テオドール・ツー・グッテンベルク(Karl-Theodor Freiherr von und zu Guttenberg)は、ドイツのメルケル内閣で経済・科学技術相と国防相を務めたドイツの元政治家。本名は、Maria Nikolaus Johann Jacob Philipp Franz Joseph Sylvester Karl-Theodor(マリア・ニコラウス・ヨハン・ヤーコブ・フィリップ・フランツ・ヨーゼフ・ジルヴェスター・カール=テオドール)で、姓の一部に『男爵』を意味するフライヘア(Freiherr)があることからも分かるようにドイツの貴族出身です。配偶者の Stephanie Freifrau von und zu Guttenbergビスマルク家の出身で、ドイツ統一の中心人物であるオットー・フォン・ビスマルクの玄孫です。

マイケル・S・バー

マイケル・S・バー(Michael S. Barr)は、元米財務省の次官補であり、現在はミシガン・ロー・スクール大学、Gerald R. Ford School of Public Policy の教授。同氏はオバマ政権時代に財務省の次官補としてドッド=フランク・ウォール街改革・消費者保護法(DFA)の成立に関わった官僚としても知られます。同法は、2000年代後半に起きたリーマンショック後の大不況を受けて制定されたもので、米国の金融規制に対して、大恐慌後の規制改革以来の最も重要な変化をもたらしたと言われています。

グレッグ・キッド

グレッグ・キッド(Greg Kidd)は、連邦準備制度理事会(Federal Reserve Board of Governors)の元シニアアナリストであり、Shift Payments の最高リスク管理責任者(CRO)。Twitter, Square, Coinbase, Coin, Shift, Stockpile, Ledger X, Kabbage, 3taps など数々のスタートアップ企業の設立に関わった投資家/共同創業者としても知られています。

同氏は2015年までリップル社の Chief Risk Officer を務め、その後は Global ID の CEO を務めています。同社が2016年に発表したスマホアプリでは、新規登録ユーザーに対して XRP を配布することを発表しています。

デイビッド・H・モートン・ジュニア

デイビッド・H・モートン・ジュニア(David H. Morton, Jr)は、Seagate のエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高財務責任者(CFO)です。1995年から Seagate で20年以上のキャリアを持ち、シニア・バイス・プレジデント、財務部長、主席会計責任者として、Seagateの企業金融、財務、会計活動の監督を担当した後、2015年10月21日に同社のエグゼクティブ・バイス・プレジデント兼最高財務責任者に就任しました。

カレン・ギフォード

カレン・ギフォード(Karen Gifford)は、ニューヨーク連邦準備銀行(Federal Reserve Bank of New York)の元顧問弁護士で、リップル社のスペシャルアドバイザーです。彼女はFRBの顧問弁護士時代にイランアメリカ大使館人質事件におけるイラン中央銀行による訴訟を担当して弁護に成功しました。彼女は2016年11月に世界経済フォーラムのブロックチェーン評議会の委員に就任しました。

マシュー・メロン

マシュー・メロン(Matthew Mellon)は、メロン財閥(マシュー派)の実力者であり、ニューヨーク共和党財政委員会の会長です。ファミリーネームの Mellon は、旧米ドルの発券銀行である Mellon National Bank の Mellon で、創業者の Thomas Alexander Mellon の直系の子孫です。ジョン・ロックフェラー、ヘンリー・フォードと並ぶ米国の富豪として知られるアンドリュー・メロンは大叔父にあたります。2015年時点の個人資産は、およそ115億ドルと言われています。同氏は2014年7月に設立されたデジタル通貨とデジタル資産の推進を行う米国の権利擁護団体 The Chamber of Digital Commerce の会長を務めています。

ケン・カーソン

ケン・カーソン(Ken Kurson)は、The New York Observer の編集長です。同氏は政治コンサルタントとしても知られており、Jamestown Associates の上級副社長を務めた経歴も持ちます。編集長を務める The New York Observer のオーナーは、Donald Trump の義理の息子(Ivanka Trumpの夫)である Jared Kushner です。

アンジャ・マヌエル

アンジャ・マヌエル(Anja Manuel)は、元アメリカ合衆国国務次官特別顧問(国務省)であり、元国家安全保障問題担当大統領補佐官のコンドリーザ・ライス、 元国家安全保障問題担当大統領補佐官のステファン・ハードリー、元アメリカ合衆国国防長官のロバート・ゲーツとともに RiceHadleyGates LLC を設立した共同創業者です。Rippleには2015年3月にアドバイザーとして参加し、2017年8月に取締役に就任しました。

 

その他の重役・幹部

現職

ライアン・ザゴーン

ライアン・ザゴーン(Ryan Zagone)は、リップル社の重役(Director of Regulatory Relations)です。同氏は2014年11月にRippleに参画、Head of Research(BD)を経て Director of Regulatory Relations に就任しました。Rippleに参画する以前は American Bankers Association の重役、デロイト金融サービスセンターの Lead Market Insights Analyst を務めた経歴を持ちます。2015年6月から FRB が主導する Faster Payments Task Force の運営委員、2015年10月から Better Than Cash Alliance の Research Advisory Board 、2017年4月から IMF High Level Advisory Group on FinTech の Advisory を務めています。

ミゲル・ヴィアス

ミゲル・ヴィアス(Miguel Vias)は、リップル社の重役(Head of XRP Markets)です。同氏は2016年11月にリップル社の Head of XRP Markets に就任しました。Rippleに参画する以前は CMEグループ の取締役として貴金属部門のトップ(Global Head of Precious Metals and Metals Options)を務めた他、バンク・オブ・アメリカの副社長、Mitsui & Co. Precious Metals のオプショントレーダーなどを務めた経験を持ちます。

パトリック・グリフィン

パトリック・グリフィン(Patrick Griffin)は、リップル社の重役(Strategic Growth)です。2013年2月から2018年5月まで同社の SVP を務めました。同氏はフィンテック企業の Jumio Inc. の初期のメンバーであり、リップル社に在籍する以前は同社の副社長を務めていました。

ヤーナ・ノヴィコワ

ヤーナ・ノヴィコワ(Yana Novikova)は、リップル社のシニアプロダクトマネージャー(Senior Product Manager)です。JPMorgan ChaseMerrill Lynch とキャリアを経て、2014年8月にリップル社のプロダクトマネージャーに就任、2016年2月にシニアプロダクトマネージャーに就任しました。

ワーレン・ポール・アンダーソン

ワーレン・ポール・アンダーソン(Warren Paul Anderson)は、リップル社のプロダクトマネージャー(Product Manager, RCL/XRP)です。同氏は Nimboの共同創業者/CPO、Zigswitchの共同創業者/CPO、Incubioの共同創業者、Jaze.comの共同創業者/CPOを経て、2011年3月から Bitcoin Project に参画し、FDIC for Bitcoin などの複数のプロジェクトで活躍したエンタープランナー/技術者です。その後、2014年4月に Hedgy を共同創業し、2016年7月にリップル社のプロダクトマネージャー(RCL/XRP)に就任しました。RCLとXRPの開発責任者であり、事実上のDavid Schwartz の後任と思われます。2015年9月からは Nasdaq Entrepreneurial Center の YEx Advisory Board も務めています。

クレイグ・デウィット

クレイグ・デウィット(Craig DeWitt)は、リップル社の重役(Director of Product)です。Bloomberg、Adobe を経て2015年8月にリップル社の Senior Product Manager として Ripple に参画し、2018年1月に Director of Product に就任しました。

吉川絵美

吉川絵美(Emi Yoshikawa)は、リップル社の重役(Director of Joint Venture Partnership)です。Rippleに参画する以前は、MSCI指数を提供することでも知られる MSCI,Inc. のプロダクトマネージャーを経て、技術商業化戦略と事業開発にフォーカスした米国ーアジア間のビジネス・コンサルティング会社である Blue Jay Energy, Inc. の共同創業者/CEOを務めました。また、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得し、CFA資格を保有する経済・金融の専門家です。XRPミートアップ東京やスラッシュ東京の開催にも携わり、普段はツイッターなどを通じて日本のリップラーコミュニティに日本語で情報を提供してくださっています。愛犬はパグ

過去の人事

トラビス・ネルソン

トラビス・ネルソン(Travis Nelson)は、リップル社のプロダクトマネージャー(Product Manager)です。同氏は2014年1月にRippleに参画し、UX Product Designer として Ripple Trade と Ripple Connect の開発に関わり、2015年1月にプロダクトマネージャーに就任しました。Admin API、Ripple Charts、ILPの開発に関わるキーパーソンの一人です。

ノーマン・シェイ

ノーマン・シェイ(Norman Hsieh)は、リップル社のプロダクトマネージャー(Product Manager)です。同氏はエンタープライズ向けのソーシャル・ネットワーク・サービスを手掛ける Yammer のプラットフォーム・プロダクトマネージャーを務めた後、2014年1月にRippleに参画しました。

 

海外本部

現職

ディリップ・ラオ

ディリップ・ラオ(Dilip Rao)は、オーストラリア・シドニーにオフィスを構える Ripple APAC の代表取締役(Managing Director)。同氏はオーストラリアで金融技術の第一人者として知られています。

ダニエル・アランダ

ダニエル・アランダ(Daniel Aranda)は、イギリス・ロンドンにオフィスを構える Ripple EU の代表取締役(Managing Director)。同氏は RaisedBy.Us の共同創業者/取締役としても知られています。

マージャン・デラティン

マージャン・デラティン(Marjan Delatinne)は、イギリス・ロンドンにオフィスを構える Ripple EU の Global Head of Banking です。Rippleに参画する以前は、Bank of New York Mellon のビジネスマネージャー、Euroclear の Senior Sales and Relationship Manager、SWIFTの重役を務めた経歴を持ち、2017年4月に販売担当重役(Sales Director)としてリップル社に参画しました。

ナヴィン・グプタ

ナヴィン・グプタ(Navin Gupta)は、インド・ムンバイにオフィスを構える Ripple India のカントリーヘッドでリップル社の重役(Managing Director, South Asia and MENA)。Rippleに参画する以前はHSBC重役、Citiグループ副社長、インド準備銀行(インドの中央銀行)が設立した国内決済ネットワークの運営主体であるNPCI(National Payments Corporation of India)の取締役を務めた経歴を持ちます。

過去の人事

パトリシア・ピットンビルズ

パトリシア・ピットンビルズ(Patricia Pittomvils)は、イギリス・ロンドンにオフィスを構える Ripple EU の販売担当重役(Sales Director)。同氏は金融分野での約25年のキャリアのうち約10年間を SWIFT で過ごし、その後10年以上に渡りグローバル決済インフラストラクチャーを手掛ける Clear2Pay(現FIS)、Logica(現CGI)、Fundtech(現D+H)、TietoVocaLink などの企業の重役を務めた経験を持ちます

 

役職の説明(豆知識)

外国企業の役職について捕捉します。一番わかりにくい副社長は、Executive Vice President > Senior Vice President > Vice President の順で偉く、基本的にEVPは一人です。あえて日本語で区別するなら、EVP(上級副社長)、SVP(上席副社長)、VP(副社長)といった感じでしょうか。また、Dilip Rao などの役職が Managing Director(社長/代表取締役)となっているのは、イギリス英語で表記されているのが理由です。〇〇 Director は取締役・役員を意味します。

役員

  • 取締役会長:Chairman / Chairperson
  • 取締役副会長:Vice Chairman of the Board
  • 社長:President / Managing Director(英)
  • 副社長:Executive Vice President / Senior Vice President / Vice President
  • 代表取締役:Representative Director / Managing Director(英)
  • 専務取締役:Senior Managing Director / Executive Managing Director / Executive Director
  • 常務取締役:Managing Director
  • 取締役・役員:Director / Member of the Board

業務執行責任者

  • 最高経営責任者:CEO(Chief Executive Officer)
  • 最高業務執行責任者:COO(Chief Operating Officer)
  • 最高財務担当責任者:CFO(Chief Financial Officer)
  • 最高経理担当責任者:CAO(Chief Accounting Officer)
  • 最高情報責任者:CIO(Chief Information Officer)
  • 最高マーケティング責任者:CMO(Chief Marketing Officer)

その他の役職

  • 事業部長:General Manager / Director / Manager / Vice President
  • 部長・部門長:Division Manger
  • 支社長(国):Country Manager
  • エリア統括長:Regional Manager
  • 支店長:Branch Manager / Branch Chief / Branch Office Manager
  • 課長:Manager / Section Manager / Assistant General Manager
  • 係長:Chief / Senior Staff / Assistant Manager
  • 役職なし:Staff / Associate
コインチェック