非中央集権化後のXRP Ledgerのガバナンスについて(David Schwartz) – 2017-10-05

David Schwartz の XRP Ledger のガバナンスに関する発言

Q. Will Ripple Inc. maintain the XRP Ledger, even after completing its decentralization?

1 Answer
David Schwartz, Chief Cryptographer at Ripple (2011-present)
Answered Oct 5

We will continue to participate extensively. We’ll probably continue to be the primary developers for some time.

One important change, however, is that others will have direct, meaningful control over the evolution of the system. Ripple won’t be able to make changes without first forging a consensus of stakeholders regarding those changes.

Today, if Ripple wanted to do something evil to the XRP Ledger, we probably could. Others could react by cutting out our control. But it would be reactive, rather than proactive. After the decentralization is complete, such a response would be proactive rather than reactive — we’d never get the evil thing done in the first place.

Quoraより

和訳

質問者:
XRP Ledgerは非中央集権化後もRipple社がメンテナンスし続けるのか?

David Schwartz:
我々は大々的にそれに参画していくつもりです。きっと、しばらくの間は我々が最も主要な開発者であり続けるでしょう。

しかしながら、今後訪れるであろう重要な変化は、直接的なコントロール権限を持つ複数の有力な組織がシステムの進化に伴って現れてくるということです。そうなれば、仮にリップル社が何か変更を加えたくても、まず最初に出資者の同意を醸成してからでないとできない状況になるでしょう。

現時点では、もしもリップル社がXRP Ledgerに対して何か悪意のあることをしようと思ったら実行するのは可能なはずです。その場合、他の組織は我々のコントロールを断つことによってこれに対抗するはずです。しかしそれは事前の行動というよりも、あくまでも事が起こってからの行動です。しかし、もしXRP Ledgerの分散化が完了したら彼らの行動の仕方は、問題への事後対応という行動姿勢から先を見越した(自主的な)姿勢へと変わっていくでしょう。
※もちろん我々はこのような初期の段階で悪事を働こうなんて思っていませんが。

上述の変化は全員にとって良いことなのです。リップル社は自分達のことを人々に信用してもらおうなどとは望んでもいません。なぜならリップル社を信用しなければならないという状況は、システムを採用する者にとって障壁となるからです。私達は採用に際する障壁を作りたくはありません。私達は、このシステムを最初の頃から完全に非中央集権的に動作できるように注意深く設計したのはこのためです。そして実際、可能な限り非中央集権的にシステムが働くように、今も一生懸命努めています。

(ネットワーク運用に関して)最初の頃、私達には選択肢はありませんでした。出資者になりたいという組織は現れなかったし、ネットワークのサポート役を担いたいという組織も現れなかったのです。そしてシステムは急速に進歩していた時だったので、素早く変更を加えられることがとてつもなく重要でした。しかし今では積極的にネットワークに参画したいという組織が現れています。また素早く変更を加えることの重要性はかつてほどは減り、むしろ明日も今日と同じ動作をきちんとしてくれることの方が今は重要になってきたのです。


※和訳はてにったーさんから寄稿して頂きました。