【ビギナーシリーズ】第1回 リップルってなに?

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今回から「リップルなんて初めて聞いた!」という方向けに、リップルを分かりやすく解説したビギナーシリーズを連載して行こうと思います。ビットコインなどの暗号通貨1)日本では仮想通貨とも呼ばれます。はIT技術をベースとしているので難しい用語が出てくる事が多いです。ですのでとっつきにくいです。ですが、ここでは難しい事を正確にというよりは、分かりやすさを優先に書いていきます。

リップルはアメリカのサンフランシスコに本社を置くリップル社が開発した技術です。そして、リップル社はリップルを使って、数十年の間成し遂げられなかったお金のインターネットを作ろうとしています。

例えば、皆様がもう普通に使用しているスマートフォンでは、メールのデータなどを、携帯電話の使用料を除けば、24時間無料で瞬時に友達に送ることが出来ます。これはインターネットの発達のおかげです。一方でお金の場合を考えます。友達の銀行口座に振り込もうとした場合は、手数料がかかる上に送金が出来る時間が限られています。そして、日本からアメリカに国際送金する場合は状況は更に酷いです。送金までに3日かかったり、送金手数料は数千円取られます。

そこで、お金を気軽に高速にいつでも送れるようにする技術がリップルとなります。まさにお金のインターネットですね。これは「価値のインターネット(Internet-of-Value) 」と言われています。この価値のインターネットにはもう一つ重要な概念があります。それは「異なる価値を気軽に交換出来ること」です。例えば、「日本円とアメリカドル」もしくは「○○ポイントと日本円」などです。

この価値のインターネットが実現されれば、間違いなくインターネットの発明以来の大革命となるはずです。お金をデータを同じように扱えたら様々な革新的なユースケースが考えられ、ライフスタイルは一変します。現在、世界中で価値のインターネットの実現に取り組んでる企業があり、リップル社はその中で最も進んでいる企業の一つとなります。価値のインターネットの実現には、まずは銀行と手を組むのが一番の近道と考え、世界中の銀行2)例えば日本では、SBI Holdings.が協力しています。-ブロックチェーン技術を活用した次世代決済基盤を提供する 「SBI Ripple Asia」設立のお知らせと協力して取り組んでいます。そして、リップル社は暗号通貨ブームのきっかけとなったビットコインが持つブロックチェーン技術を応用することにしました。その中で重要な役割を果たすのが「リップルネットワーク」と、そのリップルネットワークに生まれつき搭載された暗号通貨である「XRP」となります

今後、ビギナーシリーズ第2回目でリップルネットワーク、第3回目で暗号通貨XRPについて記事にしていきたいと思います。

コインチェック

出典・脚注   [ + ]

1. 日本では仮想通貨とも呼ばれます。
2. 例えば日本では、SBI Holdings.が協力しています。-ブロックチェーン技術を活用した次世代決済基盤を提供する 「SBI Ripple Asia」設立のお知らせ